抗アレルギー剤で大丈夫? 漢方で花粉対策 【山梨 漢方 沢田屋薬局】
花粉症対策について前回の続きをお届けしています。
前回は原因その1の花粉の侵入対策についてお届けしました。
原因その2・免疫のバランスを整える
1)カラダの疲れをためない
免疫バランスを整える・・・とてもむずかしい感じがしますが実はこれもある程度簡単にできる方法があります。それはとってもシンプルで『心とカラダの疲れを溜めない』ことです。
『な〜んだ』なんて声が聞こえてきそうですが、本当にそうだと思います。人間はどんな時に風邪をひきますか?インフルエンザが流行した時、どんな人が感染しやすいですか?寝不足のときや疲れが溜まっている時、花粉症ひどくなりませんか?まずはしっかりとカラダの疲れを取ってみましょう。
2)ストレスをためない
ストレスが多いと自律神経が乱れます。御存知の通り、自律神経と免疫は交感神経と顆粒球、副交感神経とリンパ球の繋がりがあるので自律神経の乱れは免疫力に大きな影響を及ぼします。リラックスした時間を作るようにしたり、睡眠時間をしっかりとる、気疲れをためない工夫をしてみましょう。
『免疫を整える』と聞くとほとんどの方が『◯◯を食べると良い』と食べ物系にいきがちですが、食養生の効果がカラダに現れるまでには長い道のりがかかります。しかしカラダの疲れを取る、ストレスを溜めないということはちょっとカラダのお手入れをしてあげれば簡単にできることですが意外とやらない方が多いです。
僕は花粉症の方には必ず花粉症のお薬と一緒に体力を回復したり、
カラダの疲れをとったり、気疲れをとったりするものは必ずご紹介します。
〜どうにもならない原因もありますが・・・〜
アレルギーが増えてしまった原因もスギ花粉を急に減らしたり、急に住環境を昔に戻したり、大気汚染を急に改善することはできません。どうにもならない原因も残念ながらたくさんあります。しかし、食生活やストレス対策は今すぐにできますよね。できることから少しずつでも行うことでアレルギーに強いカラダにしていくことは可能です。
この『強い体にする』ということは病院では決してしてくれません。
鼻水を止めたり、くしゃみを抑えたりすることはアレグラでも可能
ですが、そのような抗アレルギー薬で花粉症体質が改善するわけで
はないのです。アレルギーに強い体を作っていくことは、結果的に症状が緩和されることに繋がります。今年はもちろんですが、花粉症が起きないカラダを目指して今から頑張っていきましょう。
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