新型コロナウイルスなどの感染防止のためにも!「鼻呼吸」できてますか?
☆鼻呼吸が大切な3つの理由☆
先週までは鼻で呼吸すること大切さは先週までにお伝えをある程度致しました。
理由はお伝えのとおり、鼻が呼吸のために作られた器官であり、口呼吸に比べると力が必要なかわりに多くの酸素を体内に取り込めることはもちろんですが、
それ以外にも鼻で呼吸を常にできるようにしておきたい理由が3つあります。それは鼻がもっている機能に由来します。
【鼻の大切な機能〜その1・防塵機能】
〜鼻は天然のゴミ取りフィルター〜
まず最初の機能は鼻がもっている空気中のゴミ取り機能・防塵機能です。鼻には鼻毛が生えていますが、口の中には当然ですが気道含めて毛は生えていません(笑)口呼吸の人が風邪を引きやすい理由はもともと鼻炎もちであることはもちろんですが、鼻毛という防塵フィルターを通さずに呼吸をすれば当然ですが様々な物が体内に入り込んで来やすくなります。
邪魔者扱いされる鼻毛ですが、その役割は空気中の大きな塵を防ぐためにあるのです。ですから、鼻毛は決して抜いてはいけません。お手入れはハサミ等でカットするようにしましょう。鼻毛は抜くとそこから化膿しやすくなるので注意しましょう。
【鼻の大切な機能〜その2・加温機能】
〜鼻で空気を温める〜
吸った空気は、体温よりも低いことが多く、その冷たい空気を直接肺に送り込むと肺は縮み上がってしまいます。冬場、冷たい空気を口から吸い込んでむせ返ったり、咳をしてしまった経験がある方は多いと思います。
肺のために鼻を通ることで体温程度の温かい空気にして肺まで送り込んで上げるのが鼻のもっている大きな役目です。
例えば、南極や北極のような極寒の地で、凍りつくような空気を口から一杯に吸ったらどうなるでしょうか?鼻呼吸ができなければすぐにプチ酸欠状態になってしまうでしょう。
【鼻の大切な機能〜その3・加湿機能】
〜鼻で空気を湿らせる〜
鼻は空気をあたためると同時に、湿度100%の空気にもしなければいけません。これには2つの理由があるのですが、1つは肺や気管支の保護のためです。乾燥した空気では肺や紀南市の粘膜が乾燥してしまい傷つきやすくなります。そして2つめの理由は『防塵』です。『防塵は1番で登場したのに加湿機能と同関係があるの?』となるでしょう。
実は一つ目で紹介した鼻毛による防塵機能は大きな塵を防ぐための物です。加湿による防塵はPM2.5に代表されるような小さな塵を防塵してくれるのです。仕組みとしては空気中の小さな塵が湿度で濡れると重くなり、粘膜に落ちてくることにより体内への侵入を防いでくれるているのです。
次回は鼻呼吸の最終回です。
まだまだ秋バテの方もいると思います。
秋の健康・秋バテ対策コラムはこちらからご覧ください。