5月病の原因とは?〜春は肝の弱る時期〜【山梨 漢方 さわたや薬局】
5月病対策最終回は前回ご紹介した、5月病対策にはセロトニンの活性化、の具体的な方法をご紹介したいと思います。
前回もご紹介しまいたが、改めてセロトニンについて簡単に説明します。
〜セロトニンとは??〜
セロトニンとは『不安・緊張・集中力』など、カラダの危険を知らせる脳内の危機管理センターのような存在の『ノルアドレナリン』という神経伝達物質と『報酬・満足・意欲』などを求めて意欲引き出す『ドーパミン』という神経伝達物質のバランスを整える働きを持っています。
ある意味、ノルアドレナリンとドーパミンの役割を割り振る『指揮者』のような物と表現する人もいるぐらいです。
セロトニンがしっかりと働いてくれると自律神経のバランスも乱れにくくなると言われています。
多少のストレスがかかっても、心とカラダのバランスが乱れないような体作りには『セロトニンの活性化』が必須だと言えるでしょう。
それでは身近にできる、具体的な方法をご紹介しましょう。
【セロトニンアップ健康法〜その1〜太陽の光を浴びる】
体内でセロトニンを合成するには『日光』を浴びることが不可欠だとわかっています。電気の光では弱いことがわかっています。日光を浴びる時間は通常の生活をしていれば特別に作る必要はありません。日光は体内時計を調整したり睡眠とも関係が深いので、朝起きた時にしっかりと朝日をあびる習慣をつけましょう。
【セロトニンアップ健康法〜その2〜二つ目はリズム運動】
音楽を聞きながらリズミカルな運動をするとセロトニンの活性度が上がることがわかっています。音楽を聞きながらスクワットをしたり、階段を登ったり降りたい、ウォーキングをしたりすると良いでしょう。リズムと運動に集中するために歌詞がない曲のほうが良いと言われていますが、簡単で慣れている運動がおすすめです。5分以上、30分程度がおすすめです。
【セロトニンアップ健康法〜その3〜ふれあい・グルーミング】
3つめは人や動物とのふれあい、グルーミングです。スキンシップはとっても大切な健康法です。ペットやパートナーとのふれあい、マッサージを受けるなどふれあうことでセロトニンが活性化されることがわかっています。心の癒やしとも関係が深いでしょう。
〜まとめ〜
セロトニンはその原料となるトリプトファンが豊富な食品もあります。人間のカラダはそれほど単純ではありません。
特定の栄養素をたくさん取ったからといって、それをカラダに必要な形に変換しないとほとんどの物は過剰に摂取しても意味がありません。
ですから、セロトニンとなる栄養素のトリプトファンだけをとっても意味がないのです。
それを必要な形にする、臓器の働き、血流、そして、今回紹介した3つの活性化法が合わさって初めて元氣なセロトニンが出来上がるのです。
『食べて・日を浴びて・運動して・ふれあう』バランスよく行うことが大切です。ぜひ日頃の生活の中に『セロトニンアップ健康法』を取り入れてみて下さい。
カラダのこと、健康のこと、お気軽にご相談下さい。
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