災害時だけではない・生活不活発病とは?【山梨 漢方 さわたや薬局】
☆前回からの続き☆
〜気仙沼市での健康相談会開催レポート〜
地元以外での初の健康相談会
そのような経緯で山梨から気仙沼まで行き、健康相談会を開催することになりました。仕事で毎日お客様の健康相談を受けているし、地元ではそのようなイベントを行っているものの、風土の違うところで開催すること、夜中に出発して朝到着、その日の夜にはまた山梨戻るという、いわゆる『弾丸ツア−』での移動ということもありいろいろ不安がありました。
長野から参加の先生を夜中の12時に甲府駅に迎えに行き、都留市内で他のメンバーと合流し気仙沼に出発です。順調に翌朝の8時過ぎには大谷海岸に到着。最初についたのが花火まつりの会場にもなる『道の駅・大谷海岸』ここは以前はJR大谷海岸駅として使われていた場所でした。
線路跡にも立派な道の駅が!
津波に降りすべてを失い、今ではホームの残りと、壊れた線路がそこに鉄道の駅があったことを伝えてくれていました。地域のエネルギーはすごく、駅舎があったであろう場所には仮設ではありますが、立派な道の駅が作れており、朝から多くの方が来ておりました。
気仙沼には美味しいものがいっぱい!ぜひ気仙沼に
その後、海の市で早めの昼食をとり(写真の海鮮丼・せっかくなので奮発してフカヒレ姿煮を初めて食べました〜)気仙沼の味を楽しませてもらいました。漁港付近もまだまだ爪痕が残っていますが、海の市は多くの人で賑わっていて復興に向けての活気を感じました。
天ヶ沢仮設住宅にて健康相談会を開催
会場準備を行い、13時から仮設住宅内の公民館にて健康相談会を開催しました。35世帯がいらっしゃる仮設住宅で15名ほどのご参加をいただき、正直、休む暇が無いぐらいたくさんの方にご参加いただきました。やはり薬や健康のことはなかなか普段お医者さんや普通の薬局では聞けないという声がこちらでも多く、服用している病院の薬のことや、食事のこと、運動のことなどたくさんのお話をすることが出来ました。
感動的な『大谷海岸花火まつり』
夜にはいよいよ花火まつりが開催です。市川三郷町の花火師による打ち上げ花火、何と!佐賀県から来てくれた虎舞の披露や神戸市の中学生によるブラスバンドの演奏、場内整理は都内の大学生ボランティアが行なうなど、地域を越えてのお祭りにとても感動しました。お祭りに来ている方の中にはきっと大切なご家族を失くされている方もいらっしゃったと思います。
花火にもはもともと鎮魂の意味があるそうです。花火を見上げている地域の方の姿をみるとなんともいえない気持ちになりました。本当に小さいけれど素晴らしいお祭りでした。たくさんの人の温かい気持ちがこもったお祭りでした。参加できて本当に嬉しかったです。今回の健康相談会が少しでも地元の皆さんのお役に立てていれば幸いです。来年もぜひ山梨の気仙沼の方との交流の一環としてぜひ伺いたいと思います。貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。
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