「お肌の夏バテ」「内臓の夏バテ」体の場所別夏バテ対策【山梨 漢方 さわたや薬局】
〜カラダの部位別夏バテ対策〜
夏バテ=食欲不振
というイメージが強いと思いますが、そうではないということを
前回お伝えしました。
そして今回からは夏バテ対策も体の場所別にしておくことが大切ということをお伝えしたいと思います。
大切なのは「体全体」を見ること
私も漢方相談で漢方薬を選ぶとき、もっとも大切にしているのが、お悩みの症状がある体の場所だけではなくて、その方の体全体がどうなっているか?
局所だけでなく、全体を見るようにしています。っというか見るようにしているというか、見ないと漢方の方剤は選べないので、いつもちゃんと確認して選んでいます。
不調の改善は「木を見て森を見ず」にならないように
夏バテも同じで、症状として例えば「胃腸」にあらわれているからといって、胃腸のお薬だけ使えばいいというものではありません。
なぜ、胃腸に症状が現れたか?そこを考えて対策をとることが大切なので、今回の夏バテ対策は症状の現れている「場所」別に紹介をしていますが、大切なのは全体のケアであることをぜひ覚えていただければと思います。
それって「目の夏バテ」かも??
①『目』の夏バテ〜長年のツケに要注意!〜
紫外線対策が必要な夏の暑い時期。肌には日焼け止め対策をしていても、眼の対策をしている人は少ないのではないでしょうか?その症状は「目の夏バテ」かもしれません。
眼の症状では急に現れる症状よりも紫外線による影響が『長年のツケ』という形で現れるものが厄介です。
・水晶体が濁ることで視力が落ち、失明するケースもある白内障
・見えにくい,暗い,歪んで見えるなどの症状が出る加齢黄斑変性症
そのようなツケがまわってこないように、日頃からサングラスや帽子、目薬などで眼の紫外線対策 +アフターケアーをしっかりして目の夏バテ対策をしておきましょう。
女性は要注意「腎・膀胱の夏バテ」
②『膀胱』の夏バテ!! 長期冷房生活のツケに注意
暑い夏、特に女性が多く発症する病気の一つに 膀胱炎があります。長期にわたり冷房等で冷やされ続けた ために膀胱内の血流量が減ってしまうと、免疫力が低下し 細菌が繁殖しやすい状況に陥ります。暑くジメジメした 気候ではストレスによる自律神経の乱れも免疫力低下の 原因になります。暑くなってから泌尿器系のトラブルが増える方は「腎の夏バテ」かも知れません。
※漢方での腎は腎臓、膀胱、泌尿器全般を指します
1)頻繁に尿意をもよおすのにそれほど出ない
2)残尿感
3)排尿時の痛み
このような症状が見られたら、十分に注意しましょう。当たり前の予防法ですが、エアコンでカラダを冷さないように衣服や肌がけなどをつかったりゆっくりと入浴して腎の夏バテ改善策として『夏の寒さ対策』しっかりとしましょう。
次回も体の場所別夏バテ対策をお届けします。
最近なんか調子悪い?ちょっとした体の不調を感じたらお早めにご相談くださいね。
未病のうちに治すのが一番です。
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