天候変化に負けないために〜気象病のセルフケア〜【山梨 漢方 さわたや薬房】
☆気象病発症のメカニズム☆
様々な説がありますが、一般的には3つの原因が考えられます。
①第一は前線や低気圧の接近による気圧の急激な低下です。減圧によって体内にヒスタミン、またはヒスタミン様物質と言う物ができて、体内の水分がたまってしまい、平滑筋の収縮、血管の透過性、炎症反応が増強されるため、気象病が誘発されるという説です。
※ヒスタミン・ヒスタミン様物質とは・・・・血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの薬理作用があり、アレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働く。ヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となる。
神経組織では神経伝達物質として働き、音や光などの外部刺激および情動、空腹、体温上昇といった内部刺激などによっても放出が促進され、オキシトシン分泌や覚醒状態の維持、食行動の抑制、記憶学習能の修飾などの生理機能を促進することで知られている。
※平滑筋とは:平滑筋(へいかつきん)とは、簡単に説明すると、通常の筋肉と違い、血管、膀胱、子宮など、管状あるいは袋状器官では「壁」にみられる様な筋肉。また、消化管(胃・小腸・大腸など)では消化物を筋収縮により運ぶ役割を持つ。血管収縮や内臓の動きと関係が深いと考えられている。
(以上:インターネット百科事典ウィキペディアより)
②第二は気象変化が自律神経に影響をあたえ、最初は副交感神経の感受性が亢進し、ついで交感神経の感受性が亢進するという説です。両神経が過敏になることで自律神経のバランスが崩れ、頭痛がしたり、古傷が傷んだりするのです。
③第三は、体や心が急激な気象変化をストレスと受け取ってしまうことによるものです。気象の変化をストレスと捉えてしまい、下垂体前葉、副腎皮質系が活性化されるために起こるとする説があります。
次回はお天気病の予防法についてお届けします(^^)
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