心とカラダについて
5月22日に笛吹市スコレーセンターにて開催を致しました「さわたや薬局ヘルスケアフェスティバル」
その第一部として行われました講演会の内容をこのコラムを通じて皆さんにお伝えしたいと思います。
講師は獣医博士の山崎毅先生。現在は、湧永製薬株式会社学術部にてご活躍。
東日本大震災の影響にて開催が中止となってしまいましたが、4月に京都にて行われるよていであった、「世界ニンニク会議」の設営にも関わるなど日本、世界を股にかけてご活躍の方です。
まず、ご紹介いただいたのが「元気で長生き」といえばこの方、聖路加病院の日野原重明先生。
日野原先生の健康法についてご紹介を受けました(朝食・昼食は質素に、夜しっかり食べる、運動方法など)。テレビや雑誌などでも度々紹介されているので、ここでは割愛しますが、独自の健康哲学を実践されています。
続いては「認知症」と「物忘れ」について。
以下、講演会資料より一部抜粋
「認知症はよく「ボケ」とも呼ばれていますが、初めのうちは歳のせいによる「物忘れ」と区別が付きにくい病気。「物忘れ」は歳をとるにつれて生じるごく自然な加齢現象。ところが認知症は単なる物忘れと違い「病気」です。」
~認知症の定義~
認知症とは脳や身体の疾患が原因で記憶、判断能力などの障害が起こり、普通の社会生活が送れなくたった状態。
と定義されています。
では、正常の物忘れと認知症の物忘れの違いとはどのようなものでしょう?
こちらも当日の資料からの抜粋ですが、
「正常の物忘れ」⇔「認知症の物忘れ」
①物忘れを自覚している⇔物忘れ自体を自覚していない
②置き忘れや名前を忘れるなど体験の一部を忘れる⇔生活体験の全体を忘れる
③症状は殆ど進行しない⇔症状が進行する
④日常生活に支障がない⇔日常生活に支障をきたし、介護が必要なこともある
⑤物忘れに自分で対応できる⇔物忘れに自分で対処できない
このような内容の紹介がありました。
20代~40代ぐらいの方はほとんどピンとこないと思いますが、50代以降の方には切実な問題。内蔵が元気でも脳の働きが悪くなってしまうと大変です。
次回は講演会の中で紹介された「脳にいい生活」についてご紹介します。