温泉入浴指導員・早川の冬場の入浴方法③・自律神経にも関係が!?~山梨 漢方 沢田屋薬局~
前回まで8回に渡り「肝」についてのコラムを書かせていただきました。
お気付きの方もいるかも知れませんが、ほとんど漢方薬や中成薬(中国漢方)の名前が出てこなかったと思います。
これは僕が薬を選ぶとき大切にしていることと関係があります。
当店では今、「肝臓のことご相談ください」という幟旗を立てています。
コレを見て肝臓のことが気になる方がご相談に来店してくれますが、ほとんどの方は特定の商品だと思っていらっしゃいます。
たとえば・・・・
お客様「すいません、外の旗をみて来たんだけど、肝臓によい薬ってどれですか?」
店員「あ、それならこの◯◯◯という商品ですよ~」
というのが普通だと思います。
僕が漢方薬含めてお薬をお客様にご提案するときに大切にしているのは「お客様ひとりひとりの症状、体質、体調に合わせてお薬をご提案すること」です。
もちろんカラダの基礎を作ったり、カラダの良い状態を維持するために必要な物は万人共通、病気の方も、元気な方も、妊婦さんでも安心して服用できるお薬をおすすめしておりますが。このカラダの土台を作ることが何よりも大切なのです。
さて、肝臓のご相談の内容も様々です。
すでに肝炎や肝硬変などをわずらっている方。
検診で肝臓の数値が高くなり気にしている方。
お酒をよく飲むので少しはお手入れしておこうかなぁ?という方(このような予防を考えている方は素晴らしいですね~)
など色々な方がいらっしゃいます。
僕が漢方薬を選ぶポイントは
「どこが弱くて」
「どこに」
「どのような症状がおきているか」
です。
そしてなにより大切なのが、
「どうしてそこが弱くなってしまったのか?」ということをお客様と考えないとほんとうの意味での改善にはなりません。
ですから、
「早川さん~肝臓にいい薬ってどれですか?」
と聞かれると非常に困ります(^_^;)
一人ひとり違いますもんね。