お正月明けに「副鼻腔炎」「ちくのう」が悪化するのはなぜ??~山梨 漢方 沢田屋薬局~
前回のコラムにて中医学では「肝は血を蔵す」と言う事を最後にご紹介させていただきました。
これは、現代の医学でも肝臓の大きな働きとして「造血・血液量の調節」があることからもわかると思います。
中医学的な解釈でも「肝」に血液の貯蔵・調節作用があると考えられておりますので同じような感じですね。
体の中を流れる血液はその時の状況に応じて必要な血液量を調整しなければなりません。
運動している時、デスクワークをしている時、ストレスを強く感じている時、寝ているとき、などそれぞれのカラダの状況に応じて調整していると考えられております。
もしも「肝」がよわり充分な血液が貯蔵されていないと・・・
「めまい」
「手足のしびれ」
「冷え」
などの貧血症状のようなものが現れやすくなると考えらております。
漢方薬では「めまい」「冷え」「手足のしびれ」などにつかう薬はたくさんあります。
上記のように「肝」の弱りでこのような症状がおきている場合は「肝」を補う漢方薬を選びます。
さらに肝の状態、弱りの原因によりお薬を選びます。
病名や症状だけで選ばないようにしましょうね・・・
肝臓のことをしばらく続けてきましたが、「肝」は本当に大切なところで、
季節との関連
感情との関連
経絡との関連
などきりが無くなってしまいます(^_^;)
今回はコレで一区切りにさせていただきますが、ちょくちょく私のコラムに出てくると思いますので覚えておいていただけると幸いです。