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関博文

不動産の幅広いニーズに応える不動産総合管理業者

関博文(せきはくぶん) / 不動産コンサルタント

有限会社創発コーポレーション

コラム

シェアハウスの破たん問題

2018年5月24日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: ビジネスモデル

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」の事業運営会社が破たんしたと思ったら今度は、ゴールデンゲインと言う会社が破たんした。両社ともシェアハウスを投資家向に販売する事業会社だが、両社の共通点はシェアハウスのサブリースと運営の実績年数が短いと言うことである。他に、投資家向けの事業ローンの貸付がスルガ銀行だが、同時に破たんしたのは偶然なのか、金融機関側の問題かは現時点では不明。シェアハウスを運営している知人の話では立地が入居を左右すると言う事だったが、雨後の竹の子の様にシェアハウスが増えてくると両社の物件供給は需給を無視した無謀な事業拡大と思える。シャエハウスは東日本大地震後に特に注目され、その需要に目を付けた一攫千金を狙った一発屋が参入してきた感がある。今回の様な金融機関を巡る疑惑融資の破たんが起きると、長年にわたりシェアハウスに取り組んできた運営会社が可愛そうだ。金融機関は都市も地方も稼げない経済状況なので、リスクを取る貸付は仕方がないだろうが、経営者の質やビジネスモデルの評価を軽視し、然も買い手の与信まで改竄したとなれば、机上の理論ばかり主張する金融庁の金融機関の淘汰が加速する。今の時代は100年の年月が1年で変わる位のスピードで技術が進歩し、何が起きているのか理解するのも難しいが、基本は変わっていないと思われる。低金利の時代に高利回りの商品など胡散臭い商品だ。情報化の時代は誰もが専門家になれるので、知識と経験は違う事に気が付かないと悲劇が起きる。マイベストプロは専門家の集団の紹介だらかではないが、相談すれば事業会社の破たんで困ることはなかったのではないかと手前味噌に考える。

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