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コラム
iDeCo銘柄、名前に「DC専用」と入っているから安心とは限らない! 投資初心者が知らなかった資産運用
2024年4月16日
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、3年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第125回目になります。
今回は投資信託の運用コストについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
********************
「○○専用」って聞くと、そのために特別に作られたように感じますよね。
他の一般的なものよりも、「○○専用」の方が良いのでは?と思いがちです。
しかし、必ずしもそうとは限らないのです。
iDeCoで投資する時も「DC専用」等という名前だから安心できる、とは限りません。
コストが安いわけではなかったりするからです。
iDeCoって?DCって?名前の由来
まず「iDeCoって?」「DCって?」と疑問に思う人もいるでしょう。
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを指します。
individual-type=個人型
Defined=確定
Contribution=拠出
(pension plan=年金制度)
この英語の一部を略してiDeCoと呼ばれています。
ちなみに、企業型の確定拠出年金は企業型DCと呼ばれます。
つまりDCとは拠出型年金のことを表しているんです。
DC専用とかDC年金用って名前がついていれば、良い投資信託なのか
これまで、「インデックス型の方がコストが低い傾向がある」ことに沢山触れてきました。
(*編集部注 過去の関連記事は本記事下部よりアクセス可能です)
iDeCoでのインデックス型銘柄を選んでいるときに
「DC専用」や「DC年金用」「確定拠出年金」といった名称の投資信託が出てきます。
「制度にピッタリの名前だから大丈夫」と安心してしまいがちですが、
絶対に投資家に嬉しい商品だとは限りません。
中には信託報酬(コスト)が安くない投資信託に「DC専用」などの名称がついている事例もあります。
やはり運用コストは絶対に確認すべきポイントですね。
他にも見ておきたいポイント、純資産額
他にもiDeCo投資信託を選ぶときに見ておきたいポイントがあります。
それは投資信託の規模です。
投資信託は安定的運用に30億円以上の純資産があると無難とされています。
これは、投資信託の中には純資産が10億を下回ると運用を中止するような規定があるものもあるからです。
規模が大きい方が、同じ手間をかけてもコスト的に割安の傾向があるわけです。
かけている手間が同じなら大量注文した方が効率が良いからです。
流動性も大事な要素
売りたいときに現金になるかどうかも重要です。
これを流動性と呼びます。
例えば、おもちゃで考えてみましょう。
いっときは社会現象と言われるまで流行っていた、ブームのおもちゃが、
ブームが終わり、山積みされ、大安売りとなっている場合を見かけたこともあるでしょう。
どうしても売りたいならば、「価格を下げて売らなければならない」ワケです。
これは価格につながる大事な要素のひとつです。
流動性が低いことがマイナスにつながりるケースがあります。
流動性を表すのが、取引量であり、売買出来高だと覚えておくといいでしょう。
取引量が少ないと、現金化しにくいケースがあるのです。
投資信託を選ぶときは、名前にとらわれず、コストや流動性などの中身を吟味することがポイントですね。
********************
(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、投資信託の選び方について執筆いただきました。
RIA JAPANでiDeCo銘柄を調査している時に、「DC専用」などの名前がついているインデックス型投資信託を見かけることがありました。
しかし必ずしも低コストとはいえない銘柄をいくつか見かけました。
逆に「DC専用」などの名前がついていて、実際にコストが安いものもありました。
名前だけで、その投資信託が投資家にとっていい商品かどうかはわかりませんよね。
もし投資信託を選ぶ時には、コストや規模、流動性も意識して商品選択をしていただきたいです。
RIA JAPANでは投資信託の選び方についてこれまで発信し続けてきました。
一部発信してきたコンテンツを紹介します。
関連記事
・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P108にて、投資信託の中身と規模の大きさについて解説しています。
NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!Amazon販売ページ
他にも、投資信託のコスト、低コストのインデックス運用について等、発信してきました。
・ダイヤモンドオンライン
アメリカの運用トレンドアクティブ運用は解約してインデックス運用へ
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P166よりアクティブ型からインデックス型へ世界的な潮流であることを解説しています。
「お金を増やすならこの1本」Amazon販売ページ
・マイベストプロ
日本のアクティブ型株式ファンド10年運用実績、97%が世界株指数より成績が悪い
アクティブ型とインデックス型とは?
大型株アクティブファンド 20年間で94.12%がベンチマークに届かない!?
・YouTubeチャンネル「所長解説のおカネ学」
世界の時流のインデックス運用とは?【トクするおカネ学】
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第125回目)。
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