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岡正伸

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岡正伸(おかまさのぶ) / 葬儀

家族葬専門 セレモニー心

コラム

ペットのお葬式事情

2017年11月4日

テーマ:お葬式

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

いま日本で飼われているペットの数をご存じですか?

答は、犬が約1034万頭、猫が約995万頭という調査結果が発表されています。
(2014年全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人 ペットフード協会調べ))
犬と猫だけで2000万頭を超えています。その他の種類のペットを加えると、
どのくらいの数字になるのでしょうか。

その一方で、日本の15歳未満の子供の数は約1633万人といわれています。
数字だけを見ると、いまの日本では、お子様のいる家庭よりも、
ペットを飼育する家庭のほうが多いのです。
さまざまな時代背景とともに、ペットは“飼う・飼われる”の関係から、
“家族・パートナー”という存在に変化しているという事でしょう。

ペットのお葬式の今

最近までは、ペットが亡くなった場合、焼却場に運んで焼いてもらったり、
そのまま土に埋めるのが一般的でした。
焼却場に依頼すると、他の動物たちとまとめて焼かれてしまいます。
また焼却場で焼くのは、処分とも言える扱いに思えるので、ペットは大切な家族の一員と考えている
飼い主からするとつらいことです。

そんな想いを受けて生まれたのがペットのお葬式です。
お別れの時間、火葬、お墓や仏壇といった人と同じような供養が出来る時代になっています。

ペットが亡くなったらまず

家族の一員として暮らしてきたペットが亡くなった時、ご家族のショックと悲しみは大きいと思います。
しかし慌てずに今までの感謝の気持ちを込めて、天国へ旅立てるよう、準備してあげましょう。
① 安置する
  日差しの当たらない涼しい場所に移動し、ペットの下にタオルやシーツなどを敷いて
  寝かせてあげてください。
  ※夏場であれば冷房が効いたお部屋に、冬場であれば玄関先などに安置してあげてください。

② 清める
  ブラッシングをして毛並みを整え、濡らした布などで全身を拭いて清めてあげましょう。

③ 冷やす
  保冷剤や氷などで、腹部を冷やし ご遺体の上からタオル・シーツなどを掛けてください。

ここまで準備が整ったらどの様なお見送りをするか考えましょう。
・火葬の立会の有無
・自宅に迎えの有無
・お骨の供養の方法(返骨の有無)
《 ペット葬祭の料金や内容は参考までにこちらをご覧ください。 ペット葬祭へいあんの光 》

費用の相場

ペットが亡くなった時は、自治体(清掃局、環境衛生局、衛生局など地域によって異なる)に連絡して引き取ってもらう方法と、民間のペット葬祭業者を利用する方法があり費用は異なります。

徳島市の場合は、東部環境事業所[論田町元開43-1 電話:088-662-0941]で対応してくれます。
徳島市ホームページ手数料は1体につき510円とあります。

民間のペット葬祭業者に依頼する場合、費用相場はペットの大きさ(体重)、内容によって変わります。
そのため一概には言えませんが、小動物で1~2万円、猫や小型犬で2~3万円、 中型犬で3~4万円、
大型犬で4~6万円程度のようです。

動物の火葬に関しては法律がなく、法整備が不十分です。
悪徳業者とのトラブルに巻き込まれないよう、依頼前に複数の業者に見積もりを出してもらい、
費用や内容、スタッフの対応を比較検討するのが良いでしょう。

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