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コラム

ATELIER MUJI GINZAに行ってきました!

2019年8月17日 公開 / 2021年2月27日更新

テーマ:木工・塗装技術

コラムカテゴリ:住宅・建物

こんにちは!フレンドハウスの大石知広です。

無印良品がデザインをテーマに考え

未来を見据えたメッセージを発信する

複合的なデザイン文化の発信基地である

無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZAに

夏季休業を利用して先日行ってきました。

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目的は、現在開催中の

「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展

「Archives: Bauhaus 」展

という2つの展覧会を鑑賞することでした。

曲木技術によって椅子量産の礎を築いた

「トーネット」社の「No14」。

「No14」は今年、誕生から160年を迎えます。

また、今年はワイマールに先進的な総合芸術学校バウハウスが

1919年に創立されてから100年目にあたります。

1920年代に、「トーネット」社は「バウハウス」との連携によって、

曲木に次ぐもう一つの構造革命となる

カンティレバー(片持ち構造)チェアの生産にも与しました。

折角なので、木を曲げる→トーネット法について解説します。

柔らかくなった木材を曲げるとき、

トーネットと呼ばれる道具を用います。

材料を曲げる際、外側は引っ張られ(伸び)、

内側は押され(縮み)ます。

木材は、いくら柔らかくしても、

外側はわずか3%程度の伸びで破壊します。

ところが、内側は樹種にもよりますが、

20%程度まで圧縮することができます。

そこで、外側を伸ばさず、

内側を縮めることによって曲げるための道具がトーネットなのです。

曲げようとする材料の外側に鋼を沿わせ、

必要以上に伸びないように工夫されています。

この道具は、ミハエル・トーネット(1796年生まれ)によって

考案されました。

彼は、有名な家具職人でしたが、

世界で初めて曲げ木の技術を確立し、

世に広めました。

現在でも、彼の名は、

曲げ木を用いた椅子の代名詞になっています。

「長く生きる。”DNA”を繋ぐ50脚の椅子」展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g1_190726/

「Archives: Bauhaus」 展
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/exhibition/g2_190429/

bokuno WEBサイト
http://bokuno.me/


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