- お電話での
お問い合わせ - 090-4147-4303
コラム
懐かしい歌を歌うと急に思い出すその頃のこと【歌よありがとう】
2023年6月18日
こんにちは。コラムを書く気持ちになれない日が続きました。
ありがたいことに毎日音楽で充実していて「もっとこうしたほうが」「もっと練習しなくては」と一日中音楽に浸っていました。
でも、日常の講座での指導の中でフッと思ったこともあり、メモをとっていますので少し書いてみます。
最近の私の担当する「ピアノに合わせて歌う講座」は感染症の流行で制限が大きくなった時に座学でしっかり「とても懐かしい」ことをざっとみんなで振り返り、その後はその「懐かしい」を少し今に近づけていきました。その結果「童謡・唱歌」をしっかり歌うクラスは少なくなりました。
しかし、やっぱり童謡や唱歌は歌うと心が和み、幼い頃にはよく意味がわからなかったことや、大人になってきて何度も何度も季節がめぐり、ひたすら学業に励んでいたり子育てや家事に追われていた時に比べて草木や季節の移り変わりに敏感になって、そしてその素晴らしさに改めて感動する、歌いながら更にそれを強く感じるように思います。というのも童謡や唱歌は季節のこと、自然のこと、家族の愛などが中心に描かれているからです。
歌っているうちに「ああ、あの頃こんなことがあった」と思い出す。そんなことがよくあると皆さんも言われているし私も実際に毎日のように「歌によって甦る思い出」によって心が修復されていくような、そんなことを感じています。
先日久しぶりに「旅泊」という歌を歌いました。これは「灯台守」という題名で小学生の頃ならいました。5年生の音楽に載っていたのです。
普段は思い出すことも多くない曲ですが伴奏しながら皆さんと歌っていると思い出が押し寄せてきました。
5年生の音楽の時間。その頃は教室にオルガンがありました。教壇の側に置かれたオルガンで歌の試験を受けた時のことを思い出しました。
実は担任の先生が「えりさん、あなたがオルガン弾いて」と。当時小学校の合唱団で伴奏をしていた私に先生がみんなの伴奏をするように言われ、私もなんとなく嬉しくて一生懸命みんなの歌の伴奏をしました。
私の番になった時はどうするのか?そう思った時に先生が「あなたは弾きながら歌って」と弾き歌いを。
それって今やっていることと同じなんです。
オルガンを弾きながら歌う。幸い家には古い足踏みオルガンがあり(先輩にいただきました)感染症のことで仕事がストップした時に、それまで置いたままになっていたオルガンの蓋を開けて弾きました。その音色の懐かしさとちょっぴり足踏みしながら弾く難しさに困りながらも楽しみ、恐る恐るYouTubeに載せるようにも。
黄昏のビギン オルガンで歌う
その時の歌の試験のオルガン、教室の様子。先生の笑顔。みんなの声。
「旅泊」を歌うことで一気に思い出して、昨年亡くなられた先生への感謝の思いと、こうして同じことを続けられることに喜びを感じて胸があつくなりました。
ほんの数分の歌一曲でこんなに記憶が呼び戻されるなんて・・・・
これは一緒にいつも歌ってくださるクラスの皆さんからもよく聞かせてもらう話でもあり、数十年の時を一瞬にしてその時に連れて行ってくれる「歌」の力と脳の素晴らしさに感動させられます。
ありがとう歌。音楽。
そしてこれからもよろしくお願いします。
6月17日ブログ 一日体験教室ご参加のお礼
関連するコラム
- 歌声喫茶「ともしび」さんのこと 2021-12-06
- 2022年2月7日から動画配信しています【お家で歌いましょう】伴奏動画(たまに歌ってます) 2022-02-09
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
吉井江里プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
音を扱う仕事ですので電話に出られる時間は限られており、着信音も消していることが多いです。
メッセージを残していただければ折り返し連絡させていただきます。
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。