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グローバル社会で求められる英語力とは?(3)

2015年12月21日

テーマ:留学 英語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

みなさん、こんにちは。井上直美です。

英語力には、大きく分けて二つの流れがあります。
input(インプット)と、output(アウトプット)です。
インプットは、英語を聞くこと・読むこと・文法・語彙などです。
アウトプットは、話すこと・書くことです。

英語学習は、まずこのことを知っておかなくてはなりません。
ただやみくもに英語に触れてからといって、
英語力が向上するわけではありません。

まずは、「多聴多読」です。
英語をたくさん聞いて、たくさん読むことです。

インプットしておかないと、
頭の中に何も入っていないのに、英語が出てくるはずはないのです。

よく聞かれる質問ですが、
「映画を字幕なしで聞き取れるようになる」ためには、
どうしたらいいでしょうか?と言われます。

これは、かなり高いレベルです。
映画の中に使われている英語は、スラングがたくさん含まれています。
つまり、学校教育で習わない英語が出てくるのです。
スラングをあまり知らないのに、
聞き取るのは難しいですよね。

何事にも、初級~中級~上級、とレベルがあるように、
リスニングもご自分のレベルに合った教材から始めるのが、
遠回りのようで、実は、近道なのです。

初級の方には、英検のリスニングCDをお勧めします。
英検は、級ごとに文法や語彙のレベルが決められていて、
どのレベルから始めればいいのかがよくわかります。
しかも、とても標準的な表現や発音で録音されているので、
初心者にとっても聞き取りやすいです。

リスニングのコツは、
「100%聞き取れるまで、繰り返し聞くこと」です。
たったこれだけですが、意外にこれが難しいのです。

ほとんどの方は、
80~90%聞き取れるようになる頃には、
何となく飽きてきて、次の教材へと進みます。
ここに落とし穴があります。

最後の10~20%の聞こえないところは、
恐らくリエゾン(子音と母音がくっつく)の音です。
日本人にとって、聞き取りにくいのはこれです。
あと少しの聞こえないところを制覇しなければ、
また同じ音が出てきた時に、やっぱり聞き取れません。

ですので、リスニングの伸び悩みに悩んでいる方は、
ぜひ100%を目指して聞き続けてください。

この記事を書いたプロ

井上直美

留学と英語指導で一人一人の夢をかなえるプロ

井上直美(井上直美留学研究所)

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