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身近に潜むシロアリの実態

2020年5月30日 公開 / 2020年5月31日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: シロアリ駆除 シロアリ予防浴室 リフォーム

毎年この時期になるとTVCMや折り込みチラシなどでシロアリ駆除や予防の啓発をよく目にしますね。
それはこの時期に「羽根アリ」となったシロアリが地中などの巣から蟻道を通り飛び立つ事で人目に付くからです。
もし皆様のお住まいでシロアリの羽根アリが出た場合、駆除と予防、補強工事は急を要します! それはシロアリが羽根アリになるのに4年かかるため、4年前から大切な家を食べられているかもしれないからです。

通常シロアリは木の根や朽ち枯れた木を食べています。
そんなシロアリは、雨漏りや水漏れ・結露などによって床や壁の中の木が水気をおびてしまい、その匂いを嗅ぎつけて住宅に侵入してきます。シロアリは紫外線に当たると生きていけないので人の目につくところには現れません。羽根アリとなり紫外線に強い体を得たこの時期に巣から飛び立ちます。

「まさか我が家にはいないだろう」と考えている方が多いですが、私がこれまで携わってきた水廻りリフォーム現場の約半数で、シロアリにいた痕跡がある、または現在シロアリがいるという状態です。

上の写真はシステムバスにリフォームする前に撮った着工前の写真です。前日まで毎日使用されていた浴室です。
ところが、窓周囲のタイル壁を解体すると半分朽ちた土台と共にシロアリがいました!
その時の動画をご覧ください。このシロアリは日本中に広く分布している「ヤマトシロアリ」です。
https://www.youtube.com/watch?v=mJ5zFytddbQ
こういった場合は、食害のある撤去可能な木を取り除き専門業者に即日来ていただき浴室内の駆除と予防を行い、防蟻処理を施した木材に取り替えます。同時に家屋全体のシロアリ予防工事の見積りをして提案も致します。

シロアリは蟻道と呼ばれるトンネルを作って侵入してきます。床下の基礎の表面やブロック基礎の中、時には水道管の保温材の中を伝って入ってくることもあるので、定期的に点検を行っていても100%入っていないという確証は得られませんので防蟻が重要です!
当社で責任をもって防蟻工事をさせていただいた御客様には、作業時の写真と共に保証書を発行して安心していただいております。
リフォーム工事も防蟻工事も金額だけでは比較できません。
防蟻工事を依頼する際は、その業者がどんな薬剤を使いどんな作業を行うのか、保証は付くのかを確認をしてください。

シロアリは身近に潜んでいる害虫です。財産を守るため、定期的なの予防をお勧めいたします。

この記事を書いたプロ

熊田崇司

安心で快適な住まいづくりのプロ

熊田崇司(株式会社 住環境技建)

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