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堀克昌(ほりかつよし) / 歯科医

堀歯科医院

コラム

ハイリスクな歯周病とは?!

2013年5月15日

テーマ:歯周病

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 歯周病 口臭歯周病 治療歯周病 予防

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垂直性骨吸収は約8%の患者でみられ、歯槽骨吸収が今後もさらに進行することを予知する目安となる。

臼歯部に根分岐部病変があるいは垂直性骨吸収を認める場合、たいていは前歯部のアンテリアガイドの不良によって臼歯部への咬合干渉が起きている。

経験的には、上下顎側切歯が交叉咬合の症例や犬歯が機能していないか前歯が先天欠如している場合、臼歯の喪失あるいは崩壊が進んでいることが多い。

(参考文献)
Loe, H .,et al. : The natural history of periodontal disease in human. The rate of periodontal destruction before 40 years of age. J. Periodontol. 49 : 607-620, 1978.

Loe, H .,et al. : Natural history of periodontal disease in man. Rapid, moderate and no loss of attachment in Sri Lankan laborers 14 to 46 years of age. J. Clin. Periodontol.,13 : 431-445,1986.


*****
興味深いのは、歯周病のハイリスク症例の割合、睡眠ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり・タッピング)をしている人の割合、そして垂直性骨吸収が認められる症例のいずれもが、8%という結果だったということです。

(ここで重要なのは、必ずしも歯周病のハイリスク症例では、睡眠ブラキシズムをしていて、しかも垂直性骨吸収が認められるとは言い切れないということでしょうね。)

被験者の人種、性別、年齢などがそれぞれ異なる人間を対象に行われた研究報告に対して、その結果だけを取り上げ比較することは、ナンセンスかもしれませんが、全体の中での割合はその程度ということは間違いないことなのでしょう。

また、歯列不正が歯周病の増悪に影響を与えている場合があるという視点も歯科臨床では必須だと考えています。

一方、歯磨きだけで歯が残る人もいる一方で、歯磨きを必死に頑張って、しかも歯科医院でメンテナンスにも通っても歯を失う人は存在します。

前者が歯周病のローリスク症例、後者が歯周病のハイリスク症例ということになります。





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