読書日記「百年の孤独」
私の事務所は玄関がエレベーターホールに直結しており、エレベーターホールには窓などが一切ないため、電気を消すと真っ暗闇になる。
最後に帰る人がここの電気を消す決まりである(ワンフロアに一つのテナントしかないので、他の階も同様)。
あるとき、事務所の中の電気を消してドアを閉めてエレベーターホールに出たところ、真っ暗であった。
手探りで照明のスイッチを探すが、完全な闇で分からない。
滅多に慌てることのない私であるがこの時は慌てた。
結局、事務所にもう一度入り、事務所の電気をつけてセキュリティを解除して、外に出て事務所内の灯りでエレベーターホールの電気をつけて再度外に出た。
なんでこんなことになったかというと、だいたい事務所に最後まで残っている堀田弁護士がたまたま所用で私より先に事務所を出て、いつもの癖で私が中にいるのにエレベーターホールの電気を消して出ていったからである。
うちの紀弁護士に、「電気消されていてえらい目にあった」という話をしたところ、紀弁護士も堀田弁護士に同じ目に遭わされたということであり、真っ暗闇でパニックになっていたということである。
紀弁護士は堀田弁護士に抗議したが、私の事件はその後のことであり、しみついてしまっているようである。
なお、堀田弁護士が時々やる行動として、事務所を先に出るときに事務所の電気を消すというものもある。これはやられると、中にいる人間がその場で抗議をするため、さすがに堀田弁護士も気づくのである。
事務所内に人が居るときは、エレベーターホールの電気は消さないでもらいたいものである。