読書日記「百年の孤独」
今は仕事はそれなりに速い自信があり、要領もそれなりにいいと思っているのだが、小さい頃からこうであった訳ではない。むしろ要領が悪かった。
小学校の時の最初の漢字テストは、たいていどの子も最初なので10点満点中10点か9点、悪くても8点くらいは取る。
しかし、私は最初の漢字テストが2点であった。
小学校の教師はこの結果に驚き、私は母親とともに個別に呼び出されるはめになった。
なんということはなく、3つめの漢字が分からなかったのである。
飛ばしてやるという発想がなく、3個目でウンウン唸っていたところ、時間が終了してしまったのである。
同じクラスで3点の子がもう1人いて、4個目が分からなかったのである。
その理由をいうと、小学校1年生の担任の教師は大笑いして、「飛ばして、最後までやってから、分からないヤツを考えたらいいの」といわれた。私は順番に解くものだと思っていたのである。今の私からしたら考えられない話である。
もう1人3点の子もその後それなりの進学高校に入り、浪人していたところまでは知っているが、その後どうなったであろう。2点の私はその後京都大学に入ることが出来たが、小学校1年生の担任の先生が聞いたらたぶん信じられないであろう。
私は元々1を聞いて10を知るタイプではないということであり、過去の経験からいろいろと考えている。
最初のテストが2点でも弁護士になっている。
まあ先はわからないということである。