読書日記「百年の孤独」
私は電車の中で騒ぐこどもが嫌いである。
親が叱りつけてもどうしようもない場合はまだ許せるが、だいたいが騒いでいる子どもの親はそうした騒いでいる子どもを放置している。
昔はそうした子どもは電車の中に雷オヤジがいてしかりとばされたのだが、今はそういう子どもを放置して騒がせているような親に限って自分のところの子どもが叱られると逆ギレするのである。権利と義務は表裏一体で、義務を果たしているからこそ権利を主張出来るのであるが、義務を果たさないで権利ばかり主張する傾向の最たるものである。
そういうことで、最近はあまり電車の中でしかりとばす場面に出会わないし、私自身も仕事柄自ら紛争の当事者にはなりたくないので、「うるさいなあ」と思って黙っている。
ただ、昔一度東京かどこかに行く新幹線のグリーン車(仕事の出張であった)に親子連れが居て、騒ぎまくって居た。
シートをひっくり返して親子で向き合っていて、シートの上に子どもが立って、前の席にいる私の方をチラチラのぞき込んで来ていた。
私もしばらく無視していたが、だんだん頭に来て、次にのぞき込んで来た時に、頭をガツンと怪我をしないように軽く殴ってやったことがあった。うるさく言ってきたら切れてやろうと思いつつ。
そうしたところ、その子どもは目に涙を溜めてすうっと消えていき、その後は東京に行くまで大人しくなったのであった。
その子の親は、「あら~。○○ちゃん。大人しくなったわねー。賢いねー。」と自分の子どもが叱られたことにも気づかず、呑気にしていたのであった。
お前が先に怒らんかい、と思いながら、私は東京までゆっくり眠ることが出来たのであった。