読書日記「百年の孤独」
私は駅まで自転車で行き、駅前の公共の自転車置き場(有料)に駐めている。定期を買っている。
この自転車置き場の入口はあまり広くないが、出ていく自転車と入ってくる自転車とがすれ違えるくらいの広さはある。この駐輪場は定期以外で1日いくらで駐める人ももちろんいて、出ていく際には半券を係りの人に取ってもらうことになっている。
今朝は9時30分から法テラス京都に行って会議をする予定があったので、いつもよりは少し早い時間の電車に乗ろうと思い早くに出た。そうしたところ、入口で、化粧が厚い若い女性が半券が出てこずに出口でとまっていた。しかも、通路の真ん中に自転車を置いているので、入ろうとする私は通れないのである。
あまり朝一番から邪険に声をかけることもははがられて、入ろうとした姿勢で少し待っていたが、この女性は動こうとしない。
仕方がないので、顔をじろっと見たのであるが、この女性は何を勘違いしたのか、見られていると思ったようで、目をパチパチしながら顔を作ってこっちをじっと見たのである(たまにこういうしぐさをする女性がいるが)。
ちがああああう。私はあんたの顔を見ている(ないしは見とれている)のではなあああああい。
早く自転車を置いて駅に行きたいのだああああ。だいたいオッサンの私を見返してどうするというのか。
内心で思いながら、「すいません」と無愛想に声をかけると、その女性はようやく分かったのか、通路の横に少し自転車をよけたのであった。
譲り合いの精神が大事である。皆さん、目をパチパチする暇があったら道を譲ろう。