読書日記「百年の孤独」
電車の中で携帯電話で話をすることは禁止されているはずだが、けっこう話をしている人がいる。
イメージだと女子高生が多そうだが、実はオッサンやオバハンの方がはるかに多い。
これでは、とうてい「最近の若いモンは…」とかいえないであろう。
電車の中で携帯電話で話をしている人を見ると、「会話に没頭しているタイプ」と、「自分が会話して注目されていることが分かっていて、意識的に話をしているタイプ」とがある。
後者の方がたちが悪く、わざと大きい声で、いかに自分が大事な話をしているかということをアピールしたりする。
あえてぞんざいな言葉使いをしたりしてみたりするのである。
周囲からはアホとしか思われていないのだが、こうしたアホに注意をして、逆ギレされてナイフでも持ち出されたらやっかいであるので誰も注意をしないだけである。
だいたいこうした電話で話をしている人は、知性のかけらもないような顔をしていることが多い。
今日もこの世のものとは思えない醜悪な顔をしたオッサンがしたり顔で電車の中で電話をしていた。しかもなぜかビールで巻きずしを食べていた。そしてやたらげっぷをするのである。北斗の拳なら間違いなく一瞬でやられるキャラクターの顔である。
ビールにご飯は酒飲みの王道とはかけ離れた行動であるところもいただけない。
私は電車の中で電話がかかってきても出ない。降りてからかけることにしている。
かけてみると、たいていそれで足りる用事である。