読書日記「百年の孤独」
昆虫の超能力を書いた本も好きでたまに買って読むのだが、カマキリの卵の高さを見ればその年の積雪量が分かるというのは有名である。
中国の大地震の前にカエルが異常発生して移動したという報道がされているが、昆虫や動物は我々人間にはない能力を備えているようである。むしろ人間はそういう能力を失ってしまったのかもしれないが。
昆虫には脳がなく、脊髄反射で生きているということも書かれているが、脊髄反射だけでどうして生きていけるのかも不思議である。生物は自分の子孫を残す本能があるとされるが、本能は脳にはなく、遺伝子レベルのものということなのだろう。脳のない生物が自己の複製を残すのも同じ原理であろう。
子孫を残すために昆虫は超能力を使って雪が来ないところにかまきりは産卵する。時にカマキリの雌は交尾に来た雄を食べるという(常に食べる訳ではなそさうである)。それもこれも自らの複製を残すためである。
人間は自分の子を虐待したりして時には殺すことがある。少し前に、ドイツで自分の娘を失踪したことにして地下室に閉じこめて強姦し、子どもを5人産ませた父親の話が話題になっていたが、これも鬼畜といわずして何であろうか。
昆虫の方が気高いのかもしれないと思わせる出来事が多いような気がするのである。