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コラム

化石が出来るまでの年月

2010年10月18日

コラムカテゴリ:法律関連


最近オーストラリアの海底に沈んでいたタイヤであったか針金であったかは忘れたが、化石化していたという話を読んだ。化石が出来るまでには極めて長い年月を要するとされてきたのだが、その前提が崩れ去る可能性がある。

 実は恐竜などの化石が出てきている年代の特定法も、詳しい話は忘れたが限界があって、それほど信頼性があるものでもないとも書かれていたように思う。

 恐竜も、私が小学生時代に読んだ本ではは虫類などのように恒温動物ではないとされていたが、最近では恒温動物であったとする説が有力だとのことである。
 一方、恐竜があれだけの体格を維持し、陸上で活動しようとすれば、自らの重みで活動出来なかったはずであるとの説も有力に展開されていて、それがために、当時の地球の重力は今の重力よりも相当弱いものだったという説も展開されている。

 時代が進めば、いろいろなことがわかってくるものである。織田信長が今川義元を打ち破って首級をあげた桶狭間の戦いも、奇襲戦ではなく、信長が正面から討ちかかったところ、今川の旗本が崩れて本陣まで信長が切り込めたとの説も有力である(これがそんなにあり得ない話ではないことは、真田幸村が大阪夏の陣で家康の本陣に切り込んだことでもわかるし、龍造寺隆信という武将も乱戦の中で総大将であるにもかかわらず討ち取られている)。

 先入観や過去の考えにとらわれることは危険なことの表れでもあろう。日々の事件を解決していく中でも、「とらわれる」ことなくやっていかなければならないと教訓にしているつもりである。
 ただ、こうした話を酒の席でしても、たいてい冗談として真面目に聞いてもらえないが、全てそれなりの書物で裏付けを取った(読んだ)上での話なのである。
しくしく。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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