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コラム

弁護士があうひどい目

2010年4月15日

コラムカテゴリ:法律関連


弁護士って優雅にしていると思われるようですが、結構ひどい目にも遭います。紛争のただ中にいるからしかたがないところはありますが、それほどいい仕事でもないかも知れないですね。では、どんなひどい目があるかというと…。

1、ヤミ金から嫌がらせ
 これは、ヤミ金と交渉している弁護士はたまにあるのですが、ピザを大量にとられたり、消防車を呼ばれたりとかもあるようです。私はヤミ金事件もそれなりにしてきましたが、電話で脅された(殺すとかお前の家を知っているから火をつけてやるとか)程度でここまでされたことはありません。

2、離婚事件の相手方から誤解される
 妻は本当は自分のことを愛しているのに、弁護士がじゃまをしていて悪いのは弁護士であるとか、弁護士と妻ができていると誤解したりして、攻撃の対象が弁護士に向くということもあります。
 事務所の前で夫が待ち伏せしていたり、電話で「殺してやる」「事務所に今から火をつけにいく」なんて脅されることもあります。

3、明渡の強制執行に行ったら部屋がものすごく汚い
賃料の支払いがないので判決を取って、強制的に明渡を求めて立会いに行くと(代理人か本人の立会いがないと明渡できないので)、相手方は退去していないのですが、嫌がらせかもともとそうなのか部屋が以上に汚いとか。ペットボトルに尿が入ったものが棚に並べられているとか、鍋がいっぱいあって中身が全部人糞だったとか。床が人糞で見えなかったりとか。

4、当番弁護士で出動したら呼んでない
 当番弁護士で、頑張って出動したら、「呼んでない」「裁判所の人に呼びますかと聞かれたからどっちでもいいと言ったら呼んでおきますねと言っていた」「自分としては話すことはない」として冷たくされる。

5、人の死に立ち会うか出会う
裁判を出したら相手が自殺したとか、明渡に行ったら中で相手が自殺していた…。しばらく気分が沈みます…。
 

他にもいろいろ嫌な目に遭うことがあります…。また機会があったらお話しましょう。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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