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倉本和幸

空調設備に情熱を注ぐプロ

倉本和幸(くらもとかずゆき) / 一級管工事施工管理技士

株式会社京都設備

コラム

節電しながら熱帯夜を快適に眠るエアコン術

2014年8月6日

テーマ:空調省エネの疑問、一答涼暖!

コラムカテゴリ:ビジネス

エアコンの電源の入切をこまめにすれば、電気代のムダ使いに


エアコンなしでは寝苦しい熱帯夜が続いております。
しかし、朝起きるまでエアコンをつけっぱなしでは、電気代が気がかりです。
そこで、今回は節電しながら熱帯夜を快適に眠るエアコン術についてご紹介します。

「エアコンの電源の入切をこまめにすれば、節電になるでしょ?」
という方がいらっしゃいますが、こういう方法はかえって逆効果です。
確かに最近のエアコンは、インバーター制御のタイプが主流となっていますので、
始動電流をあまり意識する必要は無くなりました。

しかし、涼しくなると運転停止し、また暑くなると運転再開させていると、
室内の温度格差が広がってしまい、設定温度に対する運転消費電力が
余計にかかることになります。これが電気のムダ使いの要因となるのです。

連続運転とタイマーの併用が節電効果を発揮


従って、オススメなのが連続運転とタイマーの併用です。
冷房運転をかけ続けていれば温度格差も少なく済み、
設定温度に応じてエアコンが効率良い自動制御(入切)をしてくれます。
また、タイマー設定を上手に利用して、明け方の涼しくなる頃にエアコン停止させれば
節電になります。

停止後まもなく暑さを感じるようなら、
部屋の窓を開けて外気を室内に取り込んでみて下さい。
意外と涼しい風が入ってきて快適さが持続するものと思います。

冷房でも対処しきれない蒸し暑さにはドライ機能の活用を


ここまで冷房運転について述べてきましたが、
蒸し暑さには同運転だけでは対処しきれないこともあります。
これは体感温度の問題で、湿気が高いと人は暑いと感じるからです。
その際は冷房の設定温度をさらに下げるのではなく、ドライ機能をご活用下さい。

仮に室内温度に変化がなくても、湿度を下げることができれば、
涼しさを実感でき、快適に眠る効果は上がります。

これらのポイントをしっかり押さえてもらえれば、
熱帯夜のエアコン使用において節電力がバッチリ発揮されることでしょう。

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