定期テスト点数アップ　第6回

2014年3月7日公開 / 2019年3月14日更新

前回は「テスト勉強が間に合わなかった」について書かせていただきました。今回は前回に引き続き「テスト勉強が間に合わなかった」についてお話したいと思います。

頑張っているのに学校でトップクラスに入る事が出来ない・・・努力しているのに定期テストで思うような点数が取れない原因として下記の事が考えられます。
①ケアレスミス
②時間が足りなかった
③家では何でもなく解ける問題がテストになると解けなかった
④テスト勉強が間に合わなかった
⑤思っていた以上に難しい問題が出て焦ってしまった。苦手な問題が出題された

今回は前回に引き続き④を取り上げたいと思います。
テスト勉強が間に合わなかった、という原因としては下記の3点が考えられます。
ⅰ）提出用ワークに時間がかかった
ⅱ）テスト勉強のスケジュールを立てていなかった。もしくはスケジュールは立てたのに、実行出来なかった
ⅲ）ノートを綺麗にまとめたが、覚える時間がなかった

前回はⅰ）を取り上げましたので、今回はⅱ）についてお話します。
ⅱ）テスト勉強のスケジュールを立てていなかった。もしくはスケジュールは立てたのに、実行出来なかった
「テスト勉強のスケジュールを立てていなかった」については、特に中1生によく見受けられます。小学校の気分のまま特別なテスト勉強をせずに中学の定期テストを迎えてしまうと、思うような点数は取れません。しっかりテスト勉強のスケジュールを立てて、最短でもテスト1週間前からはテスト対策を始めましょう。スケジュールで大切な事は、時間だけではなく「何をするか」を具体的に決めておく事です。例えば「日曜日の9時～11時まで数学」ではなく、「日曜日の9時～11時まで数学提出用ワークの○ページから○ページの間違えた問題を解きなおして出来るようになる」というようにスケジュールを立てれば効果的な勉強が出来ます。もう一つは、スケジュール通りに勉強が進まなかった時に気持ちに余裕を持つ事です。「スケジュール通り進まなかったからもうダメだ」などと考える必要はありません。スケジュール通り進んだ場合を100とすれば、「スケジュール通りの100は行かなかったけど、80は行けた」くらいの気持ちを持っておけばよいでしょう。
テスト勉強でするべき事は、教科書・ノート・提出用ワーク・学校から配られたプリントなどの補助教材をしっかり頭に入れることです。例えば英語はテスト範囲の本文と訳は暗記して書けるくらいにしておくと良いでしょう。ノートや提出用ワークで間違えた所や分かりにくかった所はしっかり見直して理解して覚えておきましょう。それと授業中に先生が「ここは大切」とおっしゃった箇所は要注意です。確実に頭に入れておきましょう。
「スケジュールは立てたのに実行出来なかった」これは無理なスケジュールを立てた場合に発生しがちです。中には分刻みのスケジュールを立てる生徒がいますがなかなか守りきれるものではありません。あまりにも窮屈なスケジュールを立てないことです。また睡眠時間を削る事もお勧めしません。「この日は徹夜して数学を仕上げる」などという勉強は効率が上がらないだけでなく、徹夜した翌日を無駄に過ごすことになり、大きなロスが出てしまいます。睡眠時間はしっかりとり、ゆるめのスケジュールを立てることがコツです。スケジュールの立て方についてお子様がわかりにくいようなら、最初はお母様、お父様が手伝ってあげてください。勉強を教えるよりもむしろスケジュールの立て方を教えてあげて欲しいと思います。一度スケジュールの立て方を覚えたら次からは自分で立てることが出来るようになります。

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