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小山真梨

子どもの自尊心が輝き出す音楽教育のプロ

小山真梨(こやままり) / 音楽家

小山真梨音楽教室

コラム

自分は凄いの主張が強いのは、自尊心が高い?低い?

2018年9月25日 公開 / 2018年9月26日更新

テーマ:子どもの自尊心が輝きだす魔法のかけ方

コラムカテゴリ:趣味

自分は全てにおいて凄いのだという感覚は自尊心が高いのか?

私の個人的な見解もありますので、違和感を感じられる方がいらっしゃったら申し訳ありません。

自分は「こういう部分は人に負けてないぞ!」とか、「こういう所は周りの人より得意かも!」「多分平均より上だと思う!」と、[こういう部分]とポイントで捉えて自信を持っているのは、自分のことをよくわかっていて自尊心が高くいい事だと思います!

「自分の存在は、かけがえのないものだ」というように、自分を大切にしているのも、自尊心が高いと思います。

ただ、「何が」というのではなく、自分はとにかく周りより凄いんだ!というのは、自尊心が高いのでしょうか??

そういうお子様を見ていると、、、
少し思い通りにならなかっただけで、すぐに泣いたりします。

そして、他の子の凄い部分を見て学ぶように促しても、それが自分に対しての否定と捉えてしまい泣いてしまいます。

なのに、他の子の少しのミスや自分より出来ない部分を見ると鼻で笑います。。。

他の子を客観的に観察することが出来ないのです。

なので、自分は褒めてもらいたい褒められて当たり前の存在だけど、人のことは褒める事ができない、、、

これは、自尊心がとっても低いのではないかなと、そういった行動をとるお子様を見るたびに強く感じます。

人が自分より優れている面があるからといって、自分が劣っているわけではありません。

得意分野が違うだけなのですね。

人が自分より得意とする面を見て、ワクワクした気分ですごいなと感じる心がとても大切だと私は感じています。

自分は、そこの部分に関しては苦手だけど、それをこなしてる人が世の中にはいて、イコール、こなす事は無理な事じゃないんだ!みたいな、、、
とっても楽観的に見えるかもしれませんが(笑)

そういう風に人の優れたところを見て、自分への期待に繋がる思考がとっても大切で、自分がいい方向に高まるエネルギーになると感じています。

ですが、自尊心が低いなと感じるお子様は、ついつい妬んでしまったり僻んでしまったり、何も目を背ける必要ないのになぜか目を背けて泣いてしまったり、、、なのですね。

そういう面がとても顕著に出た時、私も親御さんの様子を見てタイミングのいい時に、自宅での声かけに関してお尋ねしたり、少しお願いしたりする事があります。

保育園、幼稚園、学校などでは、みんなが一斉に同じことを学びますよね。

その中で学んだ1つ1つの事に関して、「どうだった?」「楽しかった?」と聞くのはとてもいい事だと思います。

ただ、「あなたはできたの?」「誰ができてなかった?」「みんなはできたのに、あなたはできなかったの?」という言葉掛けは、、、できたらご遠慮下さいね。

子供の頃の、出来る、出来ないは、得意か不得意かが大きく作用しています。

頑張ったか、頑張ってないか、は比べてもいいしたくさん褒めてあげていいと思いますよ!

お子様の得意とすることも、しっかり褒めてあげて下さい。ただし、それは誰かと比べることなくです、、、

親御様にお願いです。

お子様に対して、周りのお友達と「できる」「できない」にフォーカスして比べたりするのではなく、
「あ、この子はこの分野が得意なんだな」「この分野がちょっと不得意なんだな」と、まずは親御が受け入れることから始めてください。

そして、得意な分野に関しては、思う存分のびのびと伸ばしてあげ、自信をつけましょう。

また、不得意な分野に関しては、その分野と楽しく関わる工夫をしてあげ、不得意な自分を受け入れる心の広さや強さを養ってあげましょう。

子供に、理想を期待するのではなく、
とにかく信じてあげてください。

絶対に、変に人と比べないで下さいね。

努力の量の違いは比べても構わないと私は考えます。

比べることも大切ですが、「どこにフォーカスした上で比べるか」がとても重要だと感じました。

少し、今日は辛口コラムでした。

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小山真梨

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