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飯田裕

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飯田裕(いいだゆたか)

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コラム

<医学博士が解説>歯科でよく使われる抗生剤「ジスロマック」は画期的なお薬です

歯科薬剤,医療機器,感染対策

2014年2月18日 / 2018年3月30日更新


1.ジスロマックの特徴、他の抗生剤との違いは?

 ジスロマックというお薬を内科や耳鼻科、歯科などで処方された患者さん、結構おられるのではないでしょうか?ジスロマックはマクロライド系という系統の抗生剤(抗生物質、化膿止め)で、一言で申し上げればバイ菌をやっつけるお薬です。従って、バイ菌が原因で生じる化膿性の炎症がある場合=バイ菌のせいで膿んでいるような時にに用いられます。例えば耳鼻咽喉科では喉の炎症や中耳炎、小児科や呼吸器内科では肺炎や気管支炎、歯科では歯周病の急性炎症や根っこの先が膿んでいる場合などに使用されます。

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 ジスロマックはアレルギーの報告がほとんどないことや、副作用が少ないことが大きな特徴ですが、他の抗生剤にない画期的とも言える性質がございます。
 このお薬は内服した後、胃腸から吸収され血液中に移動します。ここまでは他のお薬と一緒です。その後、白血球とともにバイ菌がいる場所=薬が効いてほしい病巣へ集まります。白血球にも色々種類がありますが、好中球というバイ菌がいる場所に積極的に移動し、パックマンのようにバイ菌を食べてしまう白血球の一種に取り込まれて移動するのです。また、薬の効き目が長く、化膿している病巣部分に集中的に留まるため、効いてほしい場所にだけ効き目を発揮して、身体全体に広がらないので副作用も少ないのです。



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 また、患者さん側のメリットとして、病巣に長く留まるということは、薬を飲む量を抑えられることに繋がり、1日1回3日間飲むだけで7日間効果が持続するため、薬を毎食後に飲む煩わしさが軽減できること、つい飲み忘れてしまうことも少なくなるのではないかと思います。



2.ジスロマックには胃腸を動かす性質があります。

 デメリットとしては、腸を動かす性質があるため、内服してから数時間後に少し下痢する場合がございます。お腹がグルグルと動いて急に下痢する場合もあるため、びっくりされる患者さんもおられるようです。アレルギーとか何か薬が合わないために起こった現象と思われがちですが、この下痢は1回だけのことが多く、他の抗生剤のように良い細菌=腸内細菌がやられてしまうために起こる下痢とは異なりますから、何度も続くことは少なく心配はございません。

 薬である以上デメリットが無いわけではありませんが、患者さんにもメリットが多く、画期的な抗生剤だと思います。もしこのお薬について分からないことがあれば、主治医の先生や薬剤師さんにご確認くださいませ。

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