コラム
一般的な名称は登録されるか
2016年1月30日
文字商標という部類があります。特に標準文字商標という制度がありますので、一般の人は言葉や名称そのものを登録するできると勘違いされることが多いです。
でも商標登録は、あくまで識別常識を登録するもので、言葉や名称を登録するものではありません。
ただ、その商標が文字だけで構成されていれば読めてしまうので、結果的に名称を登録したようになってしまいますが。
文字だけの場合(それも字体に特徴がない場合)は識別力が弱く、誰でも使いそうな名称だけだと登録されませんし、仮に登録しても誰でも使うのであればこれが私の商品ですと区別できないので、メリットがありません。
例えば
商品を「りんご」として、
標準文字で商標「リンゴ」を出願しても登録されません。
仮に登録されたとしても、需要者はりんごに貼られた商標「リンゴ」を見ても、これがどこの会社のりんごか、そもそも商標だと認識できませんので、登録しても無意味ですね。
でも、商品「りんご」に誰も使いそうにない
商標「ばだボンりんりん」
などであれば標準文字でも登録されます。
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