マイベストプロ神戸
髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

古い所を残しながらするリフォームがいい!?

2012年12月30日 公開 / 2020年4月24日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物


【杉の引き戸のクローゼット 神戸市中央区 O様邸】

杉と桧で中古マンションをリフォームする事業を立ち上げて1年が過ぎました。
2戸のモデルルームをひっさげて須磨区妙法寺の地でデビューしました。
個性的な依頼が多く、いちから施工方法や職人さんの手配を考えなければならない内容でとても楽しいものでした。

当初はとりあえず無垢材で作れるものは手当たり次第、取り組みました。
戸建に比べて気密性が高く、換気能力の低い中古マンションは依然、シックハウス症候群の危険が残ることもあり、新建材(合板など)を極力減らす目的も兼ねていました。
シックハウスの症状は、中高年層には少なく、子供や若年層に顕著に表れる見えない爆弾です。

でも、マンションという限られた空間でうまく生活するためには、何でもかんでも木で作るばかりが良いのではないところも見えてきました。


【栂の塗装した二重サッシ 宝塚市U様邸】

この一年間で150組のお客様に当社の全面改装したモデルルームを見て頂きました。
本当に多くの方に見て頂いてありがとうございます。その中で、なにげに気が付いたことがあります。

「お客様は、リノベーションを望んでいないのではないだろうか?」
という疑念が湧いてきたのです。

「すごいね~! 素敵ね~! 別世界みたいね~!」
と、多くのお褒めの言葉を頂きましたが、実際に間取り変更も含めて全面改装リノベーションしたいというご依頼は1組だけでした。

急激な生活環境の変化には抵抗感がある…そんな空気を感じました。


【杉の二重サッシ 須磨区妙法寺 T様邸】

それに、長年住んでいるマンションで気に入らないところは一部のはずです。
新たに古いマンションを買ってリノベーションするのはまだ合点がいきます。

でも、住んでいる家をスケルトンリフォームするということは全て気に入らないってこと? 
そんなはずはないと思います。そうなら他に住み替えるほうがよっぽど合理的です。


【御簾戸 須磨区道正台 K様邸】

今、住んでいて気に入っている所をキープしながら、少しずつ新しい要素(リフォーム)を加えていくのが大半のお客様の希望だと思います。

杉や桧などの自然素材リフォームは、その時に必要な予算で必要な箇所だけできるのでとても合理的です。しかも経年劣化どころか、無垢材は経年美化する商品です。

来年は、住みながらお客様のマンションライフを改善できるような商品開発に一層取り組みたいと思います。


【杉の内玄関扉 須磨区妙法寺 モデルルーム】

来年は、1月5日(土)より営業開始致します。
グレーシィ須磨アルテピアⅢ番街の新モデルルームも1月にオープンしますので、ご期待ください。

杉と桧で中古マンションをリフォームすることに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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