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中島正晴

住む人が笑顔で暮らせる家づくりを提案する建築のプロ

中島正晴(なかじままさはる) / 一級建築士

有限会社 中島建築設計事務所

コラム

除雪・排雪のシーズン契約と融雪槽

2014年1月4日

テーマ:新築 リフォーム 除雪

コラムカテゴリ:住宅・建物

除雪のシーズン真っ最中ですが、古くからの一戸建で、高齢になり困っている方も多いのではないかと思います。

私の実家は白石にあり、雪の降った朝は家内といっしょに除雪にいって、昭和63年の新築時に設置した融雪槽にスノーダンプで何回も雪を投入して、雪処理をしていますが、融雪槽は、最近の価格を見ると70万円~100万円超のものまで、結構初期費用がかかります。それでも設置しておいてよかったなと思っていますが、除雪・排雪のシーズン除雪契約というのもあって、そういう選択枝もあるのかなと思ったりします。

除雪・排雪のシーズン除雪について費用業者によって様々ですが、だいたいシーズン10回出動、貯めておいた雪をダンプで定期的に排雪してもらえるというもので、費用はシーズン3万円程度のようです。シーズン10回ということは、だいたい2週間に1回くるということで、それまで雪をためて我慢しなければならないわけですが、初期費用がかからないという点でよいのではないかと思います。

除雪ナビというサイトもあり、業者を探したり、比較検討するのに参考になるのではないかと思います。

再び融雪槽の方ですが、今まで雪を電気で溶かすか、灯油で溶かすかの選択枝しか知らなかったのですが、最近地下水で雪を溶かす「とけるベア」というものを石狩市の設備会社さんが自社開発されていることを知りました。温度約10℃の地下水ポンプでくみ上げて、それで溶かすので、灯油も使わず、電気はポンプを動かす電気代だけなので、シーズン全部で約3000円とランニングコストが私の実家の電気融雪でシーズン2万5千円程度ですから比べると格段に安い点に注目しています。融雪の処理能力については、詳しく今後、聞いていきたいと思っていますが、動画では、スノーダンプ20杯分を連続して、投入して、15分には投入した雪がほぼすべて溶けている様子が紹介されています。
地下水の水位は標準で8mぐらいを想定しているようで、過去の設置場所をみてみると石狩市が一番多く、次いで、北区、西区のJRの北側、東区となります。私の住んでいる白石も若干ではありますが、設置個所があります。
中央区は地下水が得られずに設置されなかった場所が多く記載されています。
本体価格680,000円(税抜)工事費別途で、地下水の深さによって工事費は変わるようです。


有限会社 中島建築設計事務所 http://nakajima-sekkei.com

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