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コラム

今どきの家づくりの資金計画について

2023年7月15日

テーマ:住宅ローン

コラムカテゴリ:住宅・建物

30年前の家づくりと、今の家づくりの資金に対する考え方はずいぶんかわってきました。


30年ほど前は「できる限り頭金用意して、借入は少なく」という考え方が主流でした。
なぜなら、金利が高いと借入額が多くなればなるほど返済額がその分金利含めるとたくさん返済しなくてはいけないからです。

また住宅金融公庫の融資や、銀行さんの融資は「頭金最低2割はないと貸せません」という時代もあったので、ある程度年配の方は、「住宅ローンはできるだけ頭金入れて、借入は少ない方が良い」と思っておられるはずです。

ところが今時は、頭金なしで余裕を持って借りた方が良いという方向が主流になっています。

住宅ローンの金利が実質的には世のなかのどの借入資金よりも金利が低いのではないでしょうか。

近年は銀行さんの考え方もずいぶん柔軟になってきて、住宅そのものだけでなく、周辺の家具や家電まで含めて住宅ローンとして貸してくれるので、「頭金」が全くなくても家は建てられる時代です。

そして、金利が低いこともあって、ローコストの規格住宅の形で建てると「賃貸に住むより土地を含めて新築購入した方が毎月の支払いは安い」という逆転現象が起きます。

例えば住宅ローンを2,500万円借りて、土地建物を購入する場合、3年短期固定、金利が0.5%の35年返済で組むと毎月の返済額が約65,000円ですので、借りてるお部屋のグレードにもよりますが、
建てた方が少なくなるご家族も多いのではないでしょうか。

ただ、住宅ローンにはさまざまな種類があり、返済プランや金利などによって返済総額や返済期間が大きく変わってきます。これらの情報を正しく理解し、最適な選択をすることは、将来の家計にとって非常に重要なことです。

最適な住宅ローンを選ぶことや、住宅の購入だけでなく、人生全体のライフプランも含めた計画が重要と思います。そのご協力もしています。

また、木造住宅建築においては、補助金制度を活用することも重要です。地域や条件によって異なる補助金制度が存在し、その情報を的確に把握することは結構面倒な作業です。

常に最新の情報を収集し、適用可能な補助金制度をお伝えするようにしています。

家づくりは、「まずはお金の話ありき」の計画です。
ここをきちんと考えるかどうかで、様々なことが大きく変わるので、
家づくりを思い立ったらまずは資金計画
を考えていきましょう。

この記事を書いたプロ

谷山善幸

「本音の対話で信頼を築く」住宅と不動産のプロ

谷山善幸(有限会社サンウッド)

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