マイベストプロ愛知
鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

まちの大工さん 鈴木工務店

コラム

バルコニーのない家⑦~バルコニーがない方が地震には有利

2022年8月16日

テーマ:住宅の変化

コラムカテゴリ:住宅・建物

壁から持ち出し形のバルコニーは、地震対策としては不利です。

バルコニーを横から見れば、外に出ていて下には壁がありません。地震に弱いことを知っている業者などは、バルコニーの下に一部壁や柱などを設けた家もありますが、あまりたくさんの壁を立てれば日の光が入りにくくなりますから、地震対策としては十分な壁を配置できません。バルコニーにかかる力は、他の壁(下の図参照)が負担することになります。

バルコニーない⑦

この場合バルコニーを支えるのはバルコニーの長手方向に対して直交の壁です。長いバルコニーになると壁を分散して室内にも配置しないといけません。ただ、バルコニーはほとんど日当たりの良い方向に設けます。リビングなどで広い部屋の前にバルコニーがあると、狭くなってしまいますから壁をたくさん設けたくはないのが本音です。

いずれにせよ、 地震のことを考えればバルコニーはない方が良いのです。

②に書いたインナーバルコニーなら大丈夫と考えるかもしれませんが、下の絵のように家の出隅に作ることがほとんどです。出隅部分に窓のように壁に開口部を開けて日の光や風を入れますから、角に柱がある程度で耐力壁とはならないのです。屋根が上に乗っていると考えると角には耐力壁があった方がいいのです。

バルコニーない⑦-2


私は、自分の設計でバルコニーを持ち出し式で作ったことはありません。アルミ製のバルコニーを採用しています。アルミ製は軽いことと柱が地面まで立つことと木造の建物とは構造上繋がっていませんから、地震が来てもほとんど家には影響がありません。

次回は、『バルコニーのない家⑧~バルコニーがなくなった理由は予算?』です。


---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------

この記事を書いたプロ

鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(まちの大工さん 鈴木工務店)

Share

関連するコラム

鈴木敏広プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0532-32-4265

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

鈴木敏広

まちの大工さん 鈴木工務店

担当鈴木敏広(すずきとしひろ)

地図・アクセス

鈴木敏広プロのコンテンツ