最近の窓について⑨~通風量が少ない家の湿度は大丈夫
前回の吉田兼好に続いて、今回は江戸時代の学者貝原益軒の言葉です。益軒はたくさんの本を書きましたがその著書「養生訓」に以下のような文章を書いています。
「居所、寝屋は常に風寒暑湿の邪気を防ぐべし。風寒暑は、人の身をやぶること激しくて早し。湿は人の身をやぶることおそくして深し。故に風寒暑は人おそれやすし。湿気は人おそれず、人にあたることふかし。故に久しくしていえず。」
※上記の文にひらがなが多い理由は、貝原益軒が多くの人に読んでもらいため平易な文章にしたとされています。
上記の文を要約すると、
「風と暑さ寒さは人を早く激しく痛めるため用心しているが、湿は分かりにくく、じわじわ体を痛めるため気づいたときには重くなってなかなか治らない。」
ということです。
益軒が風寒暑と湿を分けて書いていることに注目してください。湿はわかりにくく、湿による病は重くなるので治りにくいと書いています。貝原益軒が生きた江戸時代も日本の気候が大きく変わったわけではありません。益軒は寒くて風邪をひくかもしれないが、それよりも湿気によるカビなどで体を壊すことに気を付けるようにと書いているのです。
室温が低くて風邪を引くよりも、結露してカビが生えアレルギーなどの病気になる方がずっと大変です。どちらの病気が問題かちょっと考えれば誰でも分かることです。
次回は、『耐震診断の範囲拡充の記事から2①~今年度の診断業務説明会』です。
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