耐力壁の配置について⑬~住宅が捻(ねじ)れないために2
⑬で天王寺屋棟梁を取り上げた理由は、結果を出したからです。
棟梁の建てた住宅のほとんどは耐力壁の量が少なかった1981年以前です。しかも、阪神大震災で倒壊した高速道路の脇に40棟建っていた家も倒壊しなかったのですから、棟梁は、耐力壁の配置、工事方法に間違いなかったという証明をしたと思います。コラム「長期優良住宅のギモン⑭」に書いた「時間が証明する」を実践したということです。
おそらくですが、棟梁の建てた家が熊本の益城町に建っていたら、⑲のグラフの左端、1981年以前のグラフの一番上5%の青い部分に入ったとのでは思います。
阪神大震災のあと、住宅メーカーをはじめ日本中の建築会社は四角い家ばかり建てました。四角い家の被害が少なかったからです。阪神大震災で2階建ての1階が駐車場の家が傾いていた写真があったと思いますが、最近はメーカーでも1階に駐車場のある家が建っています。
阪神大震災は今年で31年経ちましたが、当時の被害が忘れさられるのか、法律改正されたので大丈夫と思っているかわかりませんが、耐震性能を優先していないと思われる住宅が建てられていると思います。
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次回は、『耐力壁の配置について㉑~なぜか前提条件は知られていない。』です。
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