太陽光発電について⑬~二重設備(火力発電の代わりにはならない2)

鈴木敏広

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テーマ:住宅の設備

雨の日や夜に発電しないのなら、代わりの発電設備がいります。ですから、太陽光や風力のような不安定な再生可能エネルギーの不安定な発電量を一定にするために火力発電のようなコントロールできる発電設備がいるのです。

つまり、発電量を調整できない再生可能エネルギーがいくら増えても、太陽光がない、風がない日のために火力発電が必要なのです。

太陽が出る風が吹くなど再生可能エネルギーが発電しているときは火力発電の発電量を減らすことになります。再生可能エネルギーが働いているときは火力発電の量を減らす、使用できる設備を使わないことになり、二重の発電設備があることになります。

太陽光発電⑭



太陽光発電が働いて火力発電は使わない時も、いつ発電量が下がるかわからないからすぐに動くようにしておかないといけません。その維持費用と太陽光のような再生可能エネルギーが増えると賦課金が増え、電気使用料はどんどん高くなります。

当初から、太陽光発電は火力発電の代わりにならないことは分かっていたことでした。夏のエアコンの使用が増える時期などの補助電源として計画し、発電量の○○%までしか買取は認めないとすれば良かったと思います。2倍買い取りは間違った政策と思います。

次回は、『太陽光発電について⑭~リサイクルはどこまで』です。


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