太陽光発電について⑲~余談2 カスピ海縮小の記事から
東京都や名古屋市の北の市町村(埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市など)で最高気温が出るようになりました。南風に乗って大都市で暖められた空気が北上するためです。都市でエアコンなどで大量に出す暑い空気が影響しているといわれています。それならば大都市より北の市(上記の熊谷、多治見市)の気温が上がっているのはCO2が主な理由ではなく都市化ということになります。
偏西風が吹いているので、大陸の気候は日本列島に影響を与えます。砂漠化した大陸の暑い空気が日本に来れば当然暑くなります。上記の大都市が大陸で、地方都市が日本という関係と同じではないでしょうか。
本当に温暖化の理由がCO2の増加が主な原因なら、CO2が増えた分を吸収する植物を植えれば温暖化は止まることになります。
ところが現実は、①に書いたような樹木を切ったり、高原や湿原に太陽光パネルを設置したりしている。自然エネルギーを利用するために、温暖化防止になる自然を傷めている。矛盾していると思わないのが不思議です。
東京都の明治神宮は明治天皇崩御の後、大正時代に本田静六博士が考えた人工の森です。以前本で読んだのですが、自然に(人の手が入らなくても)樹種が変わっていき、何年後にはどんな樹種が残るか考えて作られています。下の写真を見れば、総面積92.6万㎡、鎮守の森だけで70万㎡の大きさが感じられると思います。行ったことはありませんが、明治神宮の周りは涼しいのではないでしょうか。
CO2排出削減ばかりが言われますが、国には明治神宮のような森を作って植物にCO2を吸収させ、減らすという考えはないのでしょうか?CO2削減ばかり言われて、人が多い都市に植物をたくさん植えてCO2を吸収させ、同時に(⑥に書いた)蒸散などで気温を下げるという意見が出ないのが不思議です。
温暖化して気温が高いから気温を下げることが目標で、CO2の排出削減が目標ではないということです。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、木を切って太陽光パネルを植えていたら、木も見ていなくて太陽光パネルしか見えていないのではないでしょうか。
次回は、『太陽光発電について㉑~余談4 新しい太陽光発電』です。
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