- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
住宅の収納について家⑦~大きな収納は間取りに注意
2019年6月7日
今回は①に書いた問題についてです。広告を見ていて4軒ともウオークインクローゼットがLDKの上にありました。
熊本地震の時に、耐震等級2の家が倒壊しましたが、その一つの理由に直下率の低さがあります。ウオークインクローゼットに限らず普通は収納の戸(開口部)は一カ所、三方は壁で囲まれています(⑤のシューズクロークは珍しい)。広告のウオークインクローゼットも同じ、三方は壁です。
広告の家は全て大きなLDKの上に壁で囲まれたウオークインクローゼットが載っています。下(LDK)に壁はありません。2階の壁の下に壁がありませんから直下率は低くなります。それに加えクローゼットには物を収納しますから他の部屋よりも重いと考えられます。
そんなことはたいしたことではないと考える方もいると思いますが、熊本地震で倒れた耐震等級2の家はそういった上下のつながりを考えていないことが招いたと思っています。
ウオークインクローゼットのように物を入れることで面積当たりの重さが大きい部屋を2階に設けるには、直下率を考えて1階の間取りとの関係を考える必要があると思います
次回は、『住宅の収納について家⑧~収納の奥行き』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------------------
関連するコラム
- 住宅の収納について家①~お客さんとの会話から 2019-05-14
- 住宅の収納について家⑥~ウオークインクローゼットについて 2019-05-31
- 住宅の収納について家④~クローゼットの戸 2019-05-24
- 住宅の収納について家⑧~収納の奥行き 2019-06-14
- 住宅の収納について家⑤~シューズクロークの戸 2019-05-28
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。