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コラム
調湿7~昔の日本の家(結露2参照)
2016年1月29日
昔の日本の家は、柱や梁などは本物の木、壁は土壁、床は板かタタミ、建具も木で作った紙障子や襖、板戸でした。木、土、紙、草などが材料でしたから空気中の水蒸気が多い時は吸収し、乾燥してくると放出できます。内装の仕上げ材も柱などの構造材も家を作っているすべての材料に水蒸気を吸収し放出する能力があり、絶えず湿度を調節していました。
もちろん、昔の家は夏向きの家で冬の寒さには住む人がただ耐えるしかありませんでした。
夏が高温多湿で蒸し暑いため、屋根を大きくして直射日光を防ぎ調湿能力のある材料と引き戸で湿度を調整する夏対策を優先したのです。
冬のことを考えれば、倉のように壁を厚く開口部を小さくすれば寒さを防ぐことができるのですが、現代のように便利なエアコンや電気もない時代に暗く、風通しの悪い家では夏を過ごすことが出来なかったのです。冬は、家全体を暖めるのではなく、コタツのように使っている人だけを温めるモノで過ごしたのです。
次回は「調湿8~引戸で調節」です。
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まちの大工さん 鈴木工務店
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