- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
WB工法を採用して10年 その4~余談① 内部結露
2015年5月15日
冬に暖房を掛けていると窓ガラスに水滴が付きます。
これが結露です。つまり、空気に含まれる水蒸気が冷たい窓ガラスに当たって水滴になる現象です。窓ガラスにつくような目に見える結露を表面結露と言い、壁の中などで起きる目に見えない結露を内部結露と言います。
内部結露が注目されたのは、いまから40年程前に北海道で起きた「なみだ茸事件」からです。
冬がとにかく寒いので、壁の中に厚い断熱材を入れたところ、家の中の湿気が壁の中に入り、冷たい外壁の内側に当って結露し「なみだ茸」という菌を発生させ、柱や土台を腐らせた事件です。
「なみだ茸事件」は壁の中に湿気が入らないように防湿層を作らなかったのが原因の一つです。それまでは、薄い断熱材(もちろん断熱効果は小さい)を入れていたので、壁の中には空間があり、空気が対流して結露しにくかったのです。しかし、厚い断熱材を使用すると、空気は壁の中の空間が狭くて、対流できなくなり、結露したのです。
次回は、『WB工法を採用して10年 その5~余談② 逆転結露』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------
関連するコラム
- WB工法を採用して10年 その5~余談② 逆転結露 2015-05-19
- WB工法を採用して10年 その14~WB工法の家、お施主さんの感想集 2015-06-19
- WB工法を採用して10年 その16~2015年5月、10,000棟記念 全国大会 2015-06-26
- WB工法を採用して10年 その1~2015年2月 冬の朝に15℃の室温 2015-05-05
- WB工法を採用して10年 その2~1995年 二つの悩み 2015-05-08
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。