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コラム
「公共施設 重い維持費」の記事から②
2015年2月24日
老朽化の他に気になったのが、高い維持費です。作るだけでなく、維持するにもお金がかかりますが、
約半数の5756棟が使われていないのならその金額はどれほどなのでしょうか?維持費がいくらかかるのか、よく考えず作ってしまったとは思いたくありませんが、そもそも長期使用して維持費がかからないように考えて造ったのかと思ってしまいます。
最近では住宅も長期使用することが求められています。数十年後でも安心して生活できるようにつくれと
いうわけです。長期使用するということはリフォームできるということです。家族構成が変わり、リフォーム
できなければ、解体しないといけません。
日本でずっと建てられてきた木造軸組み工法は、もっともリフォームし易い工法です。増築、改築はもちろんですが、耐震基準の法律が改正され、旧基準から現在の基準に合わせて耐震補強できるのも木造
軸組み工法だからです。記事の公共施設はコンクリート造りが多いと思いますが、平均築年数41年で解体を検討するようではリフォームし易いようには思えませんが…。
長期に使用するために、たくさんの費用を掛けて維持していてはイヤになってしまいます。個人の住まいには公共施設のように税金で維持費が払われるわけではありませんから、傷みやすい場所には長期使用できる費用のかからない材料を使用し、維持費のかからない住まいをつくらないといけないと思います。
ということで次回からのコラムは「10年で塗装しないといけない家」です。
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まちの大工さん 鈴木工務店
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