ハマって食べているもの・それってカラダの弱りのサインかも?
お正月の定番「お餅」──実はとても奥が深い食べ物です
お正月といえば、やっぱりお餅。鏡餅にお雑煮、焼き餅に磯部餅。年末年始になると、自然と食卓に並びますよね。
正月三が日はおせちなどもあるため意外とお餅はお雑煮で一切れ、二切れ、という方が多いと思いますが、これから
「お餅がけっこう残っている方食べちゃわないと・・・」「去年の餅がまだ冷凍庫に・・・」
っという感じで「お餅のラストスパート」になる時期。
日本の正月の代名詞でもあるこのお餅、「なんとなく体に良さそう」「でも食べすぎると良くない気もする」そんな漠然としたイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
今回はお餅の歴史と、薬膳の視点から「お餅の良いところ」と「注意したいところ」を、前後編に分けてお話ししていきます。
■ お餅はいつから日本で食べられていた?
お餅が今のように「お正月の定番」として定着したのは、平安時代以降といわれています。ただし、もち米を使った食べ物自体は、実は弥生時代にはすでに存在していたそうです。
さらに、神様へのお供えとして餅を使う風習は、それ以前からあったと考えられています。
お正月は「年神様」をお迎えする行事。五穀豊穣、健康、長寿、生命力を願う中で、お米のエネルギーを凝縮した存在=お餅が、特別な食べ物として選ばれてきたわけですね。
■ なぜ「ご飯」ではなく「お餅」なのか?
「でもなんでわざわざお米をついて餅にして食べるの?」
っと疑問に思う方も多いでしょう。ご飯のままだって良いですよね。実はここも面白いポイントで
・バラバラだったお米が、ひとつにまとまる・よく伸び、粘りがある・形を変えながらも、つながり続ける
こうした性質から、お餅は家族の結束命の連続性粘り強く生きる力の象徴と考えられてきました。
縁起物として大切にされてきた理由が、ちゃんとあるわけですね。
■ 薬膳的に見た「お餅(もち米)」の働き
そんなお餅を作るもち米の代表的な薬膳的働きは白米とは異なる部分が結構あり、次のようにまとめられます。
① 補中益気(ほちゅうえっき)胃腸の働きを高め、体に必要なエネルギーを補う
② 温中止瀉(うんちゅうししゃ)お腹を温め、下痢などを改善する
③ 体をしっかり温める(温性)冷えやすい体質、虚弱気味の人のエネルギー補給に向く
白米に比べるとエネルギーがより強く、温める働きなども強化されています。
そのため、・体力が落ちている人・胃腸が弱りやすい人・産後や疲労が重なっている人
こうした方にとって、お餅はとても心強い食材になります。
「お餅を食べると母乳の出が良くなる」と昔から言われてきたのも、補気・補血の働きがあるから、と考えると納得できます。
■ ただし「万能食材」ではありません
さて、ここからが一番大事なところです。
漢方の世界では「万人に合う食材・薬は存在しない」という考え方をします。
お餅も例外ではありません。
栄養価が高く、体を温める力が強いからこそ、白米以上に食べすぎると不調につながるケースがあるのです。
次回の後編では
・どんな体質の人が注意したほうがいいのか・三が日が終わってから起こりやすい「餅の落とし穴」・お餅と相性のいい食べ合わせ
このあたりを、もう少し具体的にお話ししていきます。
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