食欲の秋・つい食べすぎてしまった時の対処法【山梨 漢方 さわたや】
突然ですが、皆さんにひとつ質問です。「コーヒーを飲むと、眠くなる」こんな経験、ありませんか?
「え?コーヒーって眠気覚ましでしょ?」そう思われる方もきっと多いと思います。
実は先日、オンライン漢方相談の中で、お客様からこんな一言がありました。
「先生、私コーヒーを飲むと眠くなるんですよね」
最初は僕も「え?」と思いました。でも、少し考えてみると…これ、実はとても理にかなった話なんです。
コーヒー=カフェイン、だけじゃない
コーヒーというと・眠気覚まし・カフェイン・交感神経が優位になる
そんなイメージが強いですよね。
もちろん、カフェインには覚醒作用があります。でも、それはコーヒーの一部の側面にすぎません。
コーヒーには、・香り・味・「一息つく」というシチュエーション
こうしたリラックス要素もたっぷり含まれています。
「コーヒーブレイク」という言葉があるくらいですから、本来コーヒーって休憩のスイッチでもあるんですよね。
なぜ眠くなるのか?
コーヒーを飲んで眠くなる理由は、とてもシンプルです。
・ コーヒーの香り
・ゆっくり飲む時間
・「よし、休憩しよう」という気持ち
これらが重なることで、
「副交感神経(リラックスモード)」が優位になる。
その結果、「ふ〜っと力が抜けて、眠くなる」ということが起こるわけです。
漢方的には良い香りのものは「気の巡り」を整えてくれるのでリラックスできる、と言う風に説明ができます。
実際、僕自身も夜に読書しながら、薄めのコーヒーを飲むことがありますが眠れなくなることはまったくなく普通にそのままグーグー眠れます(笑)
カフェインに敏感な人は注意
もちろん、すべての人にコーヒー飲むとリラックスできて眠くなる、が当てはまるわけではありません。
・カフェインに敏感な方・夜に飲むとドキドキしてしまう方
こういう方は、無理に飲む必要はありません。
また、「夜にコーヒーを飲んだら眠れなくなるかも…」と不安を強く感じやすいタイプの方が無理して飲んでも良いことは全くありません。「コーヒー飲んだから眠れなくなるかも・・・」っというその不安自体が交感神経を刺激してしまうことがあります。
そういう場合は当然ですが「コーヒー飲むとリラックスできるから!」
っとこれまたコーヒーの特徴の一面だけ見て無理して飲んだりする必要はありません。
何事も物事は多面的に見ないと行けませんよね。
僕の肌感覚ですが、コーヒー飲むとリラックスして眠くなる、と言う人は日頃からエネルギッシュで、ストレスをためやすく、ある程度力を抜いたり、リラックする時間を意識的に取ったほうが良い人に向いているかもしれませんね。
血虚、気虚、心血虚など、カラダに必要なエネルギーが不足していて、日頃から不安感を感じやすい
「こうなったらどうしよう」「こんなことが起こるのではないか?」など、日頃から起きていないことを心配しすぎたり
過ぎてしまったことをクヨクヨしやすいタイプの方はコーヒー飲んで眠くなる人は少ないような感じがします。
食べ物は「全体像」で見る
今回のこの話、実はコーヒーに限ったことではありません。
食べ物や飲み物は、「○○が入っているから良い・悪い」と一面的な部分だけで判断しがちですが
大切なのはその食べ物を、どんな状態で、どんな気持ちで摂っているか。
そうやって全体像で見ると「ああ、なるほどな」と腑に落ちることが、意外と多いんですよ。
今回は「コーヒー飲むと眠くなる」
っという話を聞いてちょっと面白いと思ったのでポッドキャストとコラムのテーマにさせていただきました。
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