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実は『梅雨の晴れ間』は要注意!暑さに対応するための〜暑熱順化〜の漢方的養生法【山梨 漢方 暑さ対策 さわたや】

早川弘太

早川弘太

テーマ:熱中症対策

実は梅雨の晴れ間は本格的な夏に入る前のため、カラダが暑さに慣れていない

『暑熱順化』

がもっともできにくい時期の一つ。

僕らは本来、自分の力で暑さに対応できるシステムを持っています。

暑い日がある程度続くと、体は次第に暑さに慣れて暑さに強くなりますが、気温が急上昇するとそれにカラダがついていかなかったり、

体調によっては暑さに対応するためのシステムがしっかり働かなくなるのです。

暑熱順化がしっかりできていると、カラダの表面の血流量が増えるなどして発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなり暑さに順応できるようになります。

そんな暑熱順化のための養生法を今回はご紹介。

☆暑熱順化の養生法

暑熱順化のためにはまず、体を暑さに慣れさせることが重要です。

本格的な夏に入る前、今ぐらいの時期からしっかりと暑さに対応できるカラダにしておくことが大切です。

そのためには毎日ちょっとずつ、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。

・朝晩の涼しい時間帯にウォーキングやジョギング、サイクリングなどの軽めの運動をして汗をかいておく。室内運動ならラジオ体操を第一から第二までしっかり目に行う、筋トレやヨガ、ストレッチなどを行う

・暑いからとシャワーばかりでなく、湯船にゆっくりつかり汗をかきやすいカラダにしておく。

・エアコンの部屋に閉じこもらずに外の暑さにも適度に触れておく。

汗をかくためのカラダの準備も当然ですが、必要です。そのために必要な養生が

・冷たい飲食は胃腸を冷やし体全体の冷えにつながります。できるだけ常温のものを取るようにしましょう。

・体力低下はカラダの機能を低下させて暑さに対応できないカラダにしてしまいます。しっかり睡眠をとりましょう。気を補う白米、イモ類、きのこ類などをしっかりとりましょう。

・発汗するにも潤いが不足していては汗もしっかり出ません。適度な水分補給はもちろんですが、薬膳でカラダを潤す『甘酸っぱい』果物や酢の物などをしっかり食べたり、ミネラル豊富な魚介類、海藻類などを積極的に食べて水分だけでなく『食べて』カラダを潤しておきましょう。

・ストレスフルで自律神経が乱れていると『体温下げて』という指示が脳からしっかり出されなくなり、のぼせ、ほてり、多汗症などにつながり暑さに対応できなくなります。リラックスタイムをしっかり取るなどしてストレスケアもしっかりしましょう。

暑熱順化には個人差がありますが、一般的には数日から2週間程度かかると言われています。梅雨の晴れ間、梅雨明け直後は特に暑熱順化できにくい時期なので、本格的に暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための養生をしておきましょうね。

◇早川コータのさわたや薬房公式LINE

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早川弘太
専門家

早川弘太(販売職)

株式会社 沢田屋薬局

医療機関などでは、忙しくてなかなか話を聞いてもらえなかったご経験ありませんか?まずお客様のお話をゆっくりとお聞きさせていただき、一緒に不調の原因を考えていきます。漢方相談と健康相談を行っています。

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