泣く子に睡眠薬は問題解決にならない【山梨 漢方 沢田屋薬局】
しなやかな『こころ』
しなやかな『からだ』
どちらもみなさんが常日頃から求めているものだと思います。
心がしなやかだと、色々なストレスに対して柳のようにしなやかにダメージを逃がすことができ、心が折れることがありません。
カラダがしなやかだと怪我をしにくいし、肩こり、腰痛、頭痛、目の疲れなど、カラダがこわばることで起こる不調が起こりにくくなります。
この心とカラダが固くなってしまったら、僕らの心身は様々な不調に襲われます。
そして、心とカラダは繋がっている。
心身一如
という言葉もありますが、それは心とカラダの固さも同じです。
心が固くなっている時は カラダも固くなるし
カラダが固くなっているときは 心も固くなりがちです。
何で?って思う方もいると思いますが、心が固くなっている時、ちょっと抽象的な表現ですが、不安や恐怖、怒りなど、様々な感情が強く出てしまっている時は心も固くなります。
視野が狭くなったり、人の意見に耳をかせなくなったり、頑固になってしまったり、自分の先入観だけでものを見てしまったり
そして、心が固くなっている状態で人に接してしまうと、結果的に誰かを傷つけてしまい、さらに自分の殻に閉じこもって心が固くなってしまいます。
そうするとカラダはどうなるでしょうか?
ストレスフルな状態で心が固くなっている状態は自律神経で言えば交感神経が優位な状態です。
交感神経優位な状態はカラダを過緊張にしますから当然その状態が続くとカラダがこわばりったり、張るような状態となります。
中医学でいうと『気滞』と言われる状態で、本来だとぐるぐるカラダの中を巡って、血液を巡らせたり、カラダのエネルギー源となったりする気がうまく巡らないと停滞し、渋滞し、カラダをこわばらせます。
中医学では肝鬱気滞と言われるような状態にとなると、ストレスで血液をストックしておく場所『肝』の働きが低下すると、血の巡りが悪くなり、筋肉がしなやかに動かなくなるので、痙攣したり、強張ったり、筋肉が固くなってしまいます。
なので、ストレス過多の人のカラダへの最も身近なサインは肩こり、なんて言われるのは交感神経が過緊張だと肩に力が入り、肩こりが酷くなります。
このように心が固くなるとカラダも固くなりますが、逆のパターンもあります。
運動不足や同じ姿勢で長時間いることで、カラダが固くなると当然、カラダのこわばり方交感神経が優位になりやすくなります。
心と逆パターンですがカラダで起きていることは同じです。
交感神経が優位な状態は神経過敏になりやすいですから、結果的に心も固くなってしまいます。
なので、この両方をしなやかにするためにはストレッチやヨガなどでカラダを動かしてしなやかにしておくことがかなり重要で、精神的なストレスはすぐに無くなることが少ないですが、カラダをしなやかにすることはちょっとした時間があれば可能です。
まず、カラダからしなやかにすることで、心も少しづつほぐれてきます。
このようにう心をしなやかにするにはカラダから
カラダがしなやかになることで、心のしなやかさにも繋がります。
運動は最高の心のリフレッシュ
なんて良く言いますが、決して気のせいではなく、こんなつながりもありますので、心が最近固くなっている、強張っていると感じたらぜひ、カラダをちょっと動かしてしなやかにしてみてください。
きっと心もしなやかになりますよ。
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