漢方薬としても活用されている食養生&秋の味覚の王様『キノコ』
前回より
一人で食べる『孤食』についてお届けしています。
前回は孤食の問題点もご紹介しましたが、今回のコラムは決して
『一人で食べる食事はダメ!』
なんてことを言いたいわけじゃありません。
タイトルを見ればその逆ということは良く分かると思いますが、孤食を養生に活用するためにも孤食自体をもう少し深掘りして見ていきたいと思います。
一人で食事を取ることが増えた要因は様々です。
【孤食が増えている理由】孤食が増えている理由は社会的な背景を含めたライフスタイルの変化です。
最近ではかなり見直されて来ましたが、残業などの労働時間の問題で家族と食事が取れない人
少子高齢化や未婚の増加などによる単身世帯の増加
これらは急激に変わるものではないので、ますますこれからは孤食が増えていくことが予想されます。
孤食は前回もお伝えしましたが、食事が偏ってしまうなどの問題点が起こりやすいのですが
これからのライフスタイルを考えると、昔のような家族団らんの食事に戻ることを促進するよりは健康的な孤食にしていくほうが良いと僕は考えます。
むしろ孤食を養生にしよう、ということが今回のコラムの目的なんです。
ここからはそんな孤食を不健康な食事にしないための為に工夫できることをいくつかご紹介したいと思います。
【孤食と上手に付き合うために】
孤食を上手に活用して養生につなげるためにもちょっと注意したい点をお届けしたいと思います。
☆ながら食いに注意
たまにのんびりなら良いのですが、毎食のようにテレビを見ながら、雑誌や漫画、スマホを触りながらの食事はやめて出来るだけ食事に集中して食べましょう。
孤食は会話などは無い代わりに食事に集中できる、食事を丁寧に食べる事ができるという利点もあるので、食べるときは食べることに集中する、という意識を持つとよいでしょう。
☆固食にならないように
孤食は他人に合わせた食事をしなくて済むので、よくも悪くもついつい自分の好きな食べ物ばかり選びがちです。
他人に合わせなくて良いので、バランスの良い食事をキープすることもできますが、気をつけないとバランスの悪い食事を長期に渡り続けてしまうことも。
自分が好きな同じものばかりにならないように注意しましょう。
☆冷凍食品を活用
栄養価など新鮮なものに比べると落ちてしまうものもありますが、色々な食材を少量ずつ使うには冷凍がおすすめ。
野菜や肉などを買った場合、簡単に調理などして冷凍しておく自作の冷凍食品などをうまく活用しましょう。
野菜などは特に便利なので冷凍野菜など上手に活用しましょう。
次回はいよいよ『ぼっち飯三部作』最終回となります。
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