お正月明けに「副鼻腔炎」「ちくのう」が悪化するのはなぜ??~山梨 漢方 沢田屋薬局~
生理痛や頭痛などで鎮痛剤を常用している方に、けっこう多いですよね。
鎮痛剤を飲むこと自体を否定するつもりもありませんし、決して悪いことではないのですが、多くの方ができるだけ服用したくない、っと思っていると思います。
そんな鎮痛剤を卒業したいと思っている方にぜひ今回のnoteはご覧いただきたいと思います。
慢性頭痛や生理痛の時、辛い痛みを抑えるのにとりあえず痛み止め飲むことはつらい症状を緩和してくれて、仕事や家事や育児などを行いやすくなるし、症状も楽になるので決して悪いことじゃありません。
僕は漢方の専門家ですが、西洋医学の鎮痛剤などは上手に活用することが大切だと思っていますし、めったに飲むことはありませんが、もしもの場合は僕も躊躇なく服用すると思います。
ここで大切なのが鎮痛剤は服用をし続けても慢性的な痛みの症状の原因が治る訳じゃないということです。
『効く』けど原因が『治る』わけじゃないということです。
繰り返しになりますが、これは対症療法の薬を否定しているわけじゃありません。一時的に痛みを止める、咳を止める、気管支を拡張する、眠らせる、気分を鎮める、血圧を下げる、アレルギー症状を抑える、などは困っている時に本当に助かります。
大切なのは鎮痛剤など、対症療法の『効く』薬を使いながら日頃の体のケアで、月経痛なら月経痛の、頭痛なら頭痛の根本的は原因を治していくことを一緒にやっていくことだと思います。
それがしっかりできれば、痛みなどのつらい症状を抑えてくれているうちに、しっかり原因が治るので、鎮痛剤などを飲まなくても痛みが起こらなくなる、という状況が作れます。
病の治療には『症状を抑えること』そして
『原因を治すこと』2つの種類の治療があると漢方では考えます。
漢方ではこれを『本治と標治』と言います。
『本治』とは『本を治す』の文字通り、病気の原因となっている体質を改善したり、生活習慣を改善したり、病の原因となっているカラダの弱い場所を整える、いわゆる根本的な治療のことを言います。
『標治』とは、今で言うところの対症療法、今起こっているつらい症状を治療することをいいます。
標治の薬を服用しなくて済むようにするためにもまずは今の自分の体調、生活習慣、体の弱い場所などをまず確認しましょう。
何かしら原因が見えてくると思います。
頭痛は鎮痛剤が治すのではありません。風邪は風邪薬が治すのではありません。
治すのは僕らのカラダ、ですよね。漢方の基本はカラダを整えて自然治癒力を高めることです。養生もそのためのもの。
鎮痛剤などを飲まなくて良くするためにもまずは日々の養生で、病気を治せるカラダにしておきましょうね。
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