こんなときこそ歌を歌おう!〜歌うことは心とカラダの養生法〜【山梨 漢方 さわたや】
今回はついついやってしまう『頑張りすぎ』についてお届けしたい思います。
『〇〇さん、色々頑張り過ぎだよ』
そんな事を言われる方って意外と多いと思います。
頑張らなくていいと言われても頑張ってしまう。
その理由ですが、実は頑張らないより、頑張っている方が精神的には楽なんです。
自分は頑張っている、無理している、これって自分の気持に対してはとっても充足感を得ることができますよね。
頑張っている自分が好き、っという方はかなり多いんです。
でも、体調が悪い時に無理をすることは自分だけは『よく頑張った』と充足感を得られるので気分は良いかもしれませんが、
頑張ることに執着してしまうと、結果として自分の心身に無理をさせることにもつながるし、体調を崩すことで周りの人にも結果的に迷惑をかけてしまうことがあります。
また、周りの人も体調が悪いときに無理して頑張られるよりも、ゆっくり休んでくれていたほうが安心ですよね。
また、無理をすることで結果的にさらに体調が悪くなり、できていたことさえもできなくなる、そんなこともあります。
無理をして体調を崩してしまう、だけど自分でやろうとしてしまう、頑張ることがやめれない、仕事や家庭のことでも他の人にサポートしてもらえる、応援してもらえることができるのに『迷惑をかける』『人にやってもらっては申し訳ない』という理由で自分で無理してしまうことが多いと思います。
でも、それって決して迷惑ではなく、親しい間柄であればあるほど、家族やパートナーなどであればなおさらですが、
確かにその人の時間をいただかなくてはいけませんが、そこで大切な人を休ませることができることは、応援してくれる人にとってはある意味、幸せ、
休ませることができている、少し役に立てている、そういう精神的な充足感だって感じることができます。
無理をすることが親しい人の役立つ行為ではありません。
むしろ心身が弱って辛い時、体調が悪い時は、休んでもらい、体調を整えてもらうことや、無理せずに体調を安定させてもらうことのほうが親しい人にとってはとてもありがたいこと、
無理してやってもらってもあ りがたくない、良い体調を無理せずにキープしてもらうことのほうが嬉しいですよね。
頑張ることに執着して、結果的に体調を大きく崩してしまっては大切な人を悲しませるし、結果的に休息を取る以上に負担をかけてしまう
例えばですが、病気があり自分の身の回りのことはできていた人が、無理をして仕事して、結果的に寝たきりになってしまったとしたら?
これって家族にとっても、本人にとっても結果的にどうでしょうか?
休むこと、無理をしないことのほうが無理をされるより助かることってたくさんあります。
皆さんの中でももしかしたら、頑張ることに執着してしまう、頑張っていないと落ち着かない、任せることができない、休むことができない人がいらっしゃるかもしれません。
ご飯の支度も家族や自分のために、手作りで、ナチュラルで、美味しいものを、と考えることは素晴らしいことですが、それに執着しすぎてしまったり、疲れているのに『やらないと気がすまない』状態になり、無理をして結果的に自分の心身を弱らせてしまったら家族にとっても、自分にとっても健康的な食事を取ることがマイナスになってしまいます。
そんな日はお弁当でもいいんです、レトルトでも、冷凍食品でも、外食だっていいんです。
美味しく、楽しく、ご飯が食べれたら、家族も自分も結果的には満足することができると思います。
夏に向けて農家の方は畑仕事が忙しいですし、夏に向けてお子さんのイベントなどあるとついつい『頑張らなくちゃ、やらなくちゃ』と気合が入りすぎて無理しがちなので、その予防も兼ねて今回は頑張りすぎについてお届けしました。
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