電子書籍よりも紙の本のほうがストレスの解消に?紙の本で頭スッキリ!のなぜ?
前回より春は心の不調が起こりやすい時期ということで、自分の内面から様々なストレスを生み出してしまう
『かもしれないストレス』
についてお伝えしております。
この『かもしれないストレス』決して専門的は用語でなく僕が勝手に作った言葉なのですが
『嫌われているかもしれない』
『さぼっているかもしれない』
『浮気してるかもしれない』
『病気になるかもしれない』
『老後お金で困るかもしれない』
すべてまだおきていない、実際には起こっていなことについて想像力を膨らませて
妄想して
さらにそこに仮説を加えて
どんどんおきていないこと『〇〇かもしれない』というでストレスを抱えてしまう、ある意味非常にもったいない、残念な状態だと言えます。
実際に上司からきつい言葉を言われた
姑さんにいじめられた
恋人が浮気をしている証拠を掴んだ
など実際の起こっているストレスを感じている方からすれば
『何をまだおきていないことで悩んでいるのか?考えすぎでしょ?』
と思うかもしれませんが、その人からすると周りが目に入らなくなっているので、どんどん雪だるま式にストレスが膨れ上がります。
『かもしれない』というのは車の運転時も大切なことで、未然にトラブルを防ぐには大切な気持ちなのですが、過度になるとこのようなストレスを生み出します。
今回は前回に引き続き
そのストレス『かもしれないストレス』かも?〜その2〜【漢方的メンタルヘルス】
#漢方的メンタルヘルス
というテーマでお届けいたします。
目次
【『かもしれないストレス』は余計なトラブルも生んでしまう】
【『かもしれないストレス』が起こる仕組みとは?】
◆お知らせ◆
【『かもしれないストレス』は余計なトラブルも生んでしまう】
前回に引き続き『かもしれないストレス』についてお届けしております。
自分の警戒心や不安、心配が強くなりすぎて発生する『かもしれないストレス』
前回ご紹介した昔の教習所でよく使われていた言葉で
今でも使われている言葉かもしれませんが
『かもしれない運転』
のように結果的に安全運転につながる程度の警戒心なら良いのですが、過度になると生活に大きな支障が生まれます。
特にもともとまだ何も起こってないことに対しての不安や心配、警戒心なので、自分の気持ちを整理しないとその不安はなかなか解決しません。
また、他人から
『そんな事心配しすぎ』
と言われても自分自身が納得できないとその不安が消えないので厄介です。
カラダの不調でもそれは顕著に現れます。
例えば心臓があまりにドキドキする、動悸のような状態なので病院で診察を受けたとします。
様々な検査などをしてもらい医師より
『心臓には全く問題ありませんよ。ちょっと疲れなどでバランスが崩れただけだと思いますよ』
と言われると、普通の精神状態の方だと
『あ、よかった。心臓に問題なかったんだな』
で安心してそのお悩みは終了です。
しかし
『かもしれないストレス』
が発生しやい状態の時は
『いや、そんなわけはない、こんなにドキドキしているから、何かスゴイ病気があるのかもしれない。あの医者はきっとヤブ医者だからもっと大きな病院で調べてもらおう』
と診断に安心することができず、結果様々な病院を巡るという
『ドクターショッピング』
になってしまう方も見受けられます。
また、プライベートでもパートナーが他の異性と笑顔で話をしたり、SNSなどでコメントなどのやり取りをしているところを見たり、聞いたりしただけで
『浮気しているかもしれない!』
と想像を勝手に膨らませてしまい、パートナーにイチャモンをつけたりする人も結構多いと聞きます。
言われたパートナーはそんなつもりもないし、そんな事実もないので、びっくりですし、場合によっては信頼されていないと感じで関係にヒビが入ることもありえます。
すぐに誤解がとけて相手が納得してくれたらまだいいのですが、しつこいと最終的には呆れられてしまい何のトラブルもなかった二人が別れることになってしまったります。
子育て中でも同じことが起こります。
子供のことを心配しすぎて束縛しすぎて色々口をだしてしまい
結果的に余計なトラブルを発生させることになり、さらに子供にストレスを与えてしまうという悪循環が起こってしまうのです。
【『かもしれないストレス』が起こる仕組みとは?】
この『かもしれないストレス』冷静な時に考えると
『なんでこんな事で悩むのか?』
という風に思うかもしれませんが、人間が感じる
不安
心配
怒り
などの感情の基準なんてものは非常に曖昧です。
そして実はその感情の起伏の基準を左右するのが実は漢方の考えでは
『体調』
なのです。
漢方では『心脾両虚』や『心血虚』『気虚』などカラダに必要な物が不足している時は気分が不安定になると考えます。
特に五臓の一つ『心(しん)』という血液循環と『こころ』の状態をコントロールする場所にしっかりと元気や血液が行き届かないと『こころ』の不調が起こりやすくなり考えすぎてしまったり、不安を感じやすくなったりすると考えます。
病気や怪我の時
女性の方がエネルギーが沢山必要な月経前や妊娠中、産後、授乳中は通常の体調の時に比べてちょっとしたことが気になったり、神経質になったりしやすいのですが、漢方的には『こころ』にちゃんと元気が行き届かず本来の働きをしないからと考えます。
カラダの仕組みで考えると病気や怪我などでカラダが弱っている時は心身のピンチなので身を守ろとする
交感神経
が優位になります。
すると神経を興奮させるアドレナリンが大量に働くので通常よりも警戒心が高くなり、心配しすぎたり、身を守ろうとして不安を感じやすくなったり、攻撃的になり、イライラしやすくなったりするといえると思います。
『かもしれないストレス』
を減らす対策は実はシンプルで心身の疲労などが強ければまずそれをしっかり取り去ることが重要なのです。
また、女性で月経トラブルが多い方はそちらをしっかり整えることも大切です。
次回はいよいよ『かもしれないストレス』を減らすための養生法についてお伝えしたいと思います。
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